欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 下値広げる

 24日の欧州外国為替市場でドル円は下値を広げる動き。20時時点では151.85円と17時時点(152.12円)と比べて27銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下も手がかりに昨日に大幅上昇した反動の調整売りが継続し、一時151.81円まで下押した。時間外の米10年債利回りは4.18%台まで低下幅を拡大した。

 ユーロ円は上値が重い。20時時点では163.98円と17時時点(164.22円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。16時過ぎにつけた安値163.81円を試す動きにはなっていないものの、ドル円の売り優勢が重しとなり164円近辺に押し戻された。

 ユーロドルは20時時点では1.0799ドルと17時時点(1.0795ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。まちまちのユーロ圏と主要国の10月製造業・サービス業PMI速報値への反応は限られ、米長期金利の低下を支えに1.0808ドルまでわずかに上値を伸ばした。ただ、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ思惑の高まりで戻りの鈍い動きが続いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.81円 - 152.83円
ユーロドル:1.0771ドル - 1.0808ドル
ユーロ円:163.81円 - 164.76円

(金)
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