欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 上昇一服

 21日の欧州外国為替市場でドル円は上昇が一服。20時時点では149.94円と17時時点(149.83円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.12%近辺まで上げ幅を拡大した動きも支えに150円大台を回復すると一時150.09円まで上値を伸ばした。ただ、先週同様に150円台では利食い売り圧力も強く149.90円前後に押し戻された。17日につけた8月1日以来の高値150.32円が目先のレジスタンスと意識されやすい。

 ユーロ円は上値を伸ばす。20時時点では162.64円と17時時点(162.54円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上値を試す動きにつられるかっこうで、日経平均先物の上昇も下支えに一時162.83円までレンジ上限を広げた。

 ユーロドルは上値が重い。20時時点では1.0847ドルと17時時点(1.0848ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を受けて全般ドルの底堅い動きが続いており、1.0845ドルまでわずかながら安値を更新した。シムカス・リトアニア中銀総裁の「ECBは主要政策金利を2-3%の中立水準に引き下げる公算が大きい」「インフレ率の低下が定着した場合は、一段の利下げが必要になる可能性」などの発言が伝わった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.09円 - 150.09円
ユーロドル:1.0845ドル - 1.0872ドル
ユーロ円:162.00円 - 162.83円

(金)
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