ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、戻り鈍い

 24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。24時時点では151.92円と22時時点(152.05円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。20時過ぎに一時151.77円と日通し安値をつけたあとはじり高の展開となり、21時30分過ぎに152.31円付近まで下げ渋ったものの、戻りは鈍かった。一時は4.23%台まで低下幅を縮めた米10年債利回りが4.19%台まで再び低下したことなどが相場の重し。
 なお、10月米購買担当者景気指数(PMI)速報値や9月米新築住宅販売件数は予想を上回ったものの、相場の反応は限られた。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.0798ドルと22時時点(1.0796ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。市場では「まとまった規模のオプションが1.0800ドルに観測されており、小幅なレンジに収れんしやすい」との声が聞かれ、1.0800ドルを挟んだ狭いレンジ取引が続いた。

 ユーロ円は24時時点では164.05円と22時時点(164.17円)と比べて12銭程度のユーロ安水準。ドル円の失速につれた円買い・ユーロ売りが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.77円 - 152.83円
ユーロドル:1.0771ドル - 1.0811ドル
ユーロ円:163.81円 - 164.76円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。