欧州マーケットダイジェスト・25日 株まちまち・ドル底堅い
(25日終値:26日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=152.16円(25日15時時点比△0.43円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.38円(△0.18円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0803ドル(▲0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:8248.84(前営業日比▲20.54)
ドイツ株式指数(DAX):19463.59(△20.59)
10年物英国債利回り:4.233%(▲0.004%)
10年物独国債利回り:2.291%(△0.025%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
10月仏消費者信頼感指数
94 95
10月独Ifo企業景況感指数
86.5 85.4
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。アジア市場では一時151.46円まで売られたものの、200日移動平均線が位置する151.42円が重要なサポートとして意識されると買い戻しが進み、欧米市場ではじり高の展開となった。9月米耐久財受注額や10月米ミシガン大学消費者態度指数確報値が予想を上回ると、一時は4.17%台まで低下した米10年債利回りが4.21%台まで上昇。米金利上昇に伴うドル買いも入り、2時過ぎには152.30円と日通し高値を更新した。
もっとも、27日投開票の衆院選を前に様子見ムードも強く、狭いレンジ内での神経質な値動きだった。来週には日銀金融政策決定会合も控えているほか、9月米個人消費支出(PCE)物価指数や10月米雇用統計など重要な米経済指標の発表を控えており、積極的な売買が手控えられた面もあった。
・ユーロドルは頭が重かった。10月独Ifo企業景況感指数が予想を上回ると、独景気懸念が和らぎユーロ買い・ドル売りが先行。シムカス・リトアニア中銀総裁が「0.50%利下げの根拠は見当たらない」と発言したこともユーロ買いを促し、前日の高値1.0830ドルを上抜けて一時1.0839ドルまで値を上げた。市場では「このところ相場下落が進んでいたため、持ち高調整などを目的としたユーロ買い・ドル売りが入った」との声が聞かれた。
ただ、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。米長期金利が上昇に転じるとユーロ売り・ドル買いがじわりと強まり、一時1.0802ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円はもみ合い。日本時間夕刻に一時164.22円付近まで値を下げたあと164.76円付近まで持ち直したものの、21時前には164.27円付近まで押し戻された。ただ、23時過ぎには164.79円と日通し高値を付けるなど、一進一退の展開。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。
・ロンドン株式相場は反落。続伸して始まったものの、そのあとは週末を控えたポジション調整目的の売りなどが出たため下げに転じた。ロイズ・バンキング・グループやバークレイズなど金融株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われた。
・フランクフルト株式相場は小幅続伸。主要企業の決算への期待から買いが入ったほか、米長期金利の上昇一服が投資家心理を上向かせた。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(4.45%高)やシーメンス・エナジー(3.65%高)、ハイデルベルク・マテリアルズ(2.21%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=152.16円(25日15時時点比△0.43円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.38円(△0.18円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0803ドル(▲0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:8248.84(前営業日比▲20.54)
ドイツ株式指数(DAX):19463.59(△20.59)
10年物英国債利回り:4.233%(▲0.004%)
10年物独国債利回り:2.291%(△0.025%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
10月仏消費者信頼感指数
94 95
10月独Ifo企業景況感指数
86.5 85.4
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。アジア市場では一時151.46円まで売られたものの、200日移動平均線が位置する151.42円が重要なサポートとして意識されると買い戻しが進み、欧米市場ではじり高の展開となった。9月米耐久財受注額や10月米ミシガン大学消費者態度指数確報値が予想を上回ると、一時は4.17%台まで低下した米10年債利回りが4.21%台まで上昇。米金利上昇に伴うドル買いも入り、2時過ぎには152.30円と日通し高値を更新した。
もっとも、27日投開票の衆院選を前に様子見ムードも強く、狭いレンジ内での神経質な値動きだった。来週には日銀金融政策決定会合も控えているほか、9月米個人消費支出(PCE)物価指数や10月米雇用統計など重要な米経済指標の発表を控えており、積極的な売買が手控えられた面もあった。
・ユーロドルは頭が重かった。10月独Ifo企業景況感指数が予想を上回ると、独景気懸念が和らぎユーロ買い・ドル売りが先行。シムカス・リトアニア中銀総裁が「0.50%利下げの根拠は見当たらない」と発言したこともユーロ買いを促し、前日の高値1.0830ドルを上抜けて一時1.0839ドルまで値を上げた。市場では「このところ相場下落が進んでいたため、持ち高調整などを目的としたユーロ買い・ドル売りが入った」との声が聞かれた。
ただ、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。米長期金利が上昇に転じるとユーロ売り・ドル買いがじわりと強まり、一時1.0802ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロ円はもみ合い。日本時間夕刻に一時164.22円付近まで値を下げたあと164.76円付近まで持ち直したものの、21時前には164.27円付近まで押し戻された。ただ、23時過ぎには164.79円と日通し高値を付けるなど、一進一退の展開。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。
・ロンドン株式相場は反落。続伸して始まったものの、そのあとは週末を控えたポジション調整目的の売りなどが出たため下げに転じた。ロイズ・バンキング・グループやバークレイズなど金融株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われた。
・フランクフルト株式相場は小幅続伸。主要企業の決算への期待から買いが入ったほか、米長期金利の上昇一服が投資家心理を上向かせた。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(4.45%高)やシーメンス・エナジー(3.65%高)、ハイデルベルク・マテリアルズ(2.21%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)