欧州マーケットダイジェスト・18日 独株最高値・金利低下・ドル安
(18日終値:19日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.59円(18日15時時点比▲0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.48円(▲0.04円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0862ドル(△0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:8358.25(前営業日比▲26.88)
ドイツ株式指数(DAX):19657.37(△73.98)
10年物英国債利回り:4.056%(▲0.033%)
10年物独国債利回り:2.183%(▲0.025%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) 0.3% 1.0%
(前年比) 3.9% 2.3%・改
9月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) 0.3% 1.1%
(前年比) 4.0% 2.2%・改
8月ユーロ圏経常収支
季調済 315億ユーロの黒字 408億ユーロの黒字・改
8月ユーロ圏建設支出
(前月比) 0.1% ▲0.5%・改
(前年比) ▲2.5% ▲2.3%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げ観測を背景に、前日の海外市場では一時1.0811ドルと8月2日以来約2カ月半ぶりの安値を付けたが、本日は週末を控えたポジション調整目的の買いが優勢となった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入ると、2時前に一時1.0868ドルと日通し高値を更新した。
市場では「米経済の底堅さと米大幅利下げ観測の後退から進んできた主要通貨に対するドル買いが一服した」との声が聞かれた。なお、ドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.46まで低下した。
・ドル円は弱含み。「日銀は今後の利上げの可能性を排除せず」との一部報道を受けて円買い・ドル売りが先行すると149.59円まで下落したものの、「日銀は今月の金融政策決定会合で追加利上げを急ぐ必要性は乏しいとの認識を強めている」との報道内容が明らかになると買い戻しが入った。20時30分過ぎには150.10円付近まで持ち直した。
ただ、NYの取引時間帯に入ると徐々に弱含む展開に。米金利低下に伴う円買い・ドル売りが入ったほか、市場では「2カ月半ぶりの高値となる150円台では戻り売りなどが出た」「週末を控えたポジション調整目的の売りが出やすかった」との声が聞かれ、2時前に一時149.37円まで値を下げた。
・ユーロ円はドル円と似た動き。日銀の利上げを巡る報道を受けて19時過ぎに162.19円と日通し安値を付けたあとはすぐに買い戻しが優勢となり、21時30分前に162.85円と日通し高値を更新した。NY市場に入ると徐々に上値が重くなり、162.30円付近まで下押ししている。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。前日に約5カ月ぶりの高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが優勢となった。週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値を下げた。半面、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が買われた。
・フランクフルト株式相場は続伸し、史上最高値を更新した。ECBによる追加利下げ観測を背景に、この日も買いが続いた。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(6.60%高)やコンチネンタル(3.71%高)、BASF(1.70%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBによる追加利下げ観測を背景に、独国債に買いが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=149.59円(18日15時時点比▲0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.48円(▲0.04円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0862ドル(△0.0019ドル)
FTSE100種総合株価指数:8358.25(前営業日比▲26.88)
ドイツ株式指数(DAX):19657.37(△73.98)
10年物英国債利回り:4.056%(▲0.033%)
10年物独国債利回り:2.183%(▲0.025%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) 0.3% 1.0%
(前年比) 3.9% 2.3%・改
9月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) 0.3% 1.1%
(前年比) 4.0% 2.2%・改
8月ユーロ圏経常収支
季調済 315億ユーロの黒字 408億ユーロの黒字・改
8月ユーロ圏建設支出
(前月比) 0.1% ▲0.5%・改
(前年比) ▲2.5% ▲2.3%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げ観測を背景に、前日の海外市場では一時1.0811ドルと8月2日以来約2カ月半ぶりの安値を付けたが、本日は週末を控えたポジション調整目的の買いが優勢となった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入ると、2時前に一時1.0868ドルと日通し高値を更新した。
市場では「米経済の底堅さと米大幅利下げ観測の後退から進んできた主要通貨に対するドル買いが一服した」との声が聞かれた。なお、ドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.46まで低下した。
・ドル円は弱含み。「日銀は今後の利上げの可能性を排除せず」との一部報道を受けて円買い・ドル売りが先行すると149.59円まで下落したものの、「日銀は今月の金融政策決定会合で追加利上げを急ぐ必要性は乏しいとの認識を強めている」との報道内容が明らかになると買い戻しが入った。20時30分過ぎには150.10円付近まで持ち直した。
ただ、NYの取引時間帯に入ると徐々に弱含む展開に。米金利低下に伴う円買い・ドル売りが入ったほか、市場では「2カ月半ぶりの高値となる150円台では戻り売りなどが出た」「週末を控えたポジション調整目的の売りが出やすかった」との声が聞かれ、2時前に一時149.37円まで値を下げた。
・ユーロ円はドル円と似た動き。日銀の利上げを巡る報道を受けて19時過ぎに162.19円と日通し安値を付けたあとはすぐに買い戻しが優勢となり、21時30分前に162.85円と日通し高値を更新した。NY市場に入ると徐々に上値が重くなり、162.30円付近まで下押ししている。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。前日に約5カ月ぶりの高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが優勢となった。週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値を下げた。半面、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が買われた。
・フランクフルト株式相場は続伸し、史上最高値を更新した。ECBによる追加利下げ観測を背景に、この日も買いが続いた。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(6.60%高)やコンチネンタル(3.71%高)、BASF(1.70%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBによる追加利下げ観測を背景に、独国債に買いが入った。
(中村)