欧州マーケットダイジェスト・30日 株安・ユーロ高
(30日終値:31日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=153.23円(30日15時時点比▲0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=166.50円(△0.77円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0866ドル(△0.0051ドル)
FTSE100種総合株価指数:8159.63(前営業日比▲59.98)
ドイツ株式指数(DAX):19257.34(▲220.73)
10年物英国債利回り:4.352%(△0.037%)
10年物独国債利回り:2.388%(△0.051%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は一進一退。対ユーロなどでドル売りが先行したことなどを受けて20時30分前には一時152.78円と本日安値を付けた。ただ、昨日安値の152.76円が目先のサポートとして意識されると反発。10月ADP全米雇用報告が23.3万人増と市場予想(11.4万人増)より強い結果となり、米長期金利が上昇するにつれて日通し高値となる153.49円まで切り返した。
一方、その後は米金利に振らされながら方向感のない動きとなった。10年債利回りが4.19%台まで低下した場面では152.87円付近まで下押ししたが、利回りが4.27%台まで一転上昇すると153.30円台まで反発。一方で、戻りも限られるなど、週後半にかけて日銀金融政策決定会合や10月米雇用統計を控えていることもありポジションを一方向に傾けづらい面があったようだ。
・ユーロドルは底堅い。フランスやスペイン、ドイツなどユーロ圏主要国の国内総生産(GDP)が市場予想より強い結果となり、ユーロ圏の景気減速懸念が後退。全般ユーロ買いが先行すると1.0860ドル手前まで上昇した。良好な米雇用指標を受けて1.0808ドルまで下押しする場面があったが、下値は堅かった。独10年債利回りが7月29日以来の水準まで上昇幅を拡大すると1.0870ドルまで上値を伸ばした。
・ポンドドルは荒い値動き。7月の総選挙での政権交代後、初となる労働党による予算案発表を前に警戒売りが先行し、一時1.2937ドルまで下落した。リーブズ財務相が発表した予算案では国民保険料の引き上げなどで400億ポンド規模の増税が明らかになった。また、予算責任局(OBR)が発表したインフレ目標が上方修正されたことで英利下げ観測が後退し、英長期金利の上昇とともにポンド買いが優勢に。一時1.3043ドルまで買い上げられたが、それでも利下げを期待する向きは依然として根強く、一巡すると1.2970ドル台まで押し戻された。
・ユーロ円は底堅い。一時165.51円まで下げる場面も見られたが、独金利上昇を手掛かりにユーロ高が進むと7月30日以来の高値となる166.60円まで上昇し、その後も高値圏を維持した。
・南アフリカランド円は一転下落。欧州序盤は買いが先行し8.73円まで上昇したが、南アフリカ財務省が発表した中期予算政策声明(MTBPS)で2024/25年度の財政赤字がGDP比5.0%に拡大すると予測し、前回の4.5%から悪化していることが判明すると8.64円まで失速した。
・ロンドン株式相場は続落。序盤から持ち高調整の売りが優勢となり、その後も引けにかけて戻りは鈍く、終値ベースでは8月8日以来の安値を付けた。分野別では、ヘルスケアやサービス関連株の下げが目立った。
・フランクフルト株式相場は続落。その他欧州株と同様にポジション調整の売りが優勢となった。個別では、フォルクスワーゲン(1.08%高)が買われた半面、ザルトリウス(3.52%安)やインフィニオンテクノロジーズ(3.48%安)の下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=153.23円(30日15時時点比▲0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=166.50円(△0.77円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0866ドル(△0.0051ドル)
FTSE100種総合株価指数:8159.63(前営業日比▲59.98)
ドイツ株式指数(DAX):19257.34(▲220.73)
10年物英国債利回り:4.352%(△0.037%)
10年物独国債利回り:2.388%(△0.051%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は一進一退。対ユーロなどでドル売りが先行したことなどを受けて20時30分前には一時152.78円と本日安値を付けた。ただ、昨日安値の152.76円が目先のサポートとして意識されると反発。10月ADP全米雇用報告が23.3万人増と市場予想(11.4万人増)より強い結果となり、米長期金利が上昇するにつれて日通し高値となる153.49円まで切り返した。
一方、その後は米金利に振らされながら方向感のない動きとなった。10年債利回りが4.19%台まで低下した場面では152.87円付近まで下押ししたが、利回りが4.27%台まで一転上昇すると153.30円台まで反発。一方で、戻りも限られるなど、週後半にかけて日銀金融政策決定会合や10月米雇用統計を控えていることもありポジションを一方向に傾けづらい面があったようだ。
・ユーロドルは底堅い。フランスやスペイン、ドイツなどユーロ圏主要国の国内総生産(GDP)が市場予想より強い結果となり、ユーロ圏の景気減速懸念が後退。全般ユーロ買いが先行すると1.0860ドル手前まで上昇した。良好な米雇用指標を受けて1.0808ドルまで下押しする場面があったが、下値は堅かった。独10年債利回りが7月29日以来の水準まで上昇幅を拡大すると1.0870ドルまで上値を伸ばした。
・ポンドドルは荒い値動き。7月の総選挙での政権交代後、初となる労働党による予算案発表を前に警戒売りが先行し、一時1.2937ドルまで下落した。リーブズ財務相が発表した予算案では国民保険料の引き上げなどで400億ポンド規模の増税が明らかになった。また、予算責任局(OBR)が発表したインフレ目標が上方修正されたことで英利下げ観測が後退し、英長期金利の上昇とともにポンド買いが優勢に。一時1.3043ドルまで買い上げられたが、それでも利下げを期待する向きは依然として根強く、一巡すると1.2970ドル台まで押し戻された。
・ユーロ円は底堅い。一時165.51円まで下げる場面も見られたが、独金利上昇を手掛かりにユーロ高が進むと7月30日以来の高値となる166.60円まで上昇し、その後も高値圏を維持した。
・南アフリカランド円は一転下落。欧州序盤は買いが先行し8.73円まで上昇したが、南アフリカ財務省が発表した中期予算政策声明(MTBPS)で2024/25年度の財政赤字がGDP比5.0%に拡大すると予測し、前回の4.5%から悪化していることが判明すると8.64円まで失速した。
・ロンドン株式相場は続落。序盤から持ち高調整の売りが優勢となり、その後も引けにかけて戻りは鈍く、終値ベースでは8月8日以来の安値を付けた。分野別では、ヘルスケアやサービス関連株の下げが目立った。
・フランクフルト株式相場は続落。その他欧州株と同様にポジション調整の売りが優勢となった。個別では、フォルクスワーゲン(1.08%高)が買われた半面、ザルトリウス(3.52%安)やインフィニオンテクノロジーズ(3.48%安)の下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。
(越後)