欧州マーケットダイジェスト・7日 株まちまち・ドル安
(7日終値:8日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=153.01円(7日15時時点比▲0.99円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.33円(▲0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0805ドル(△0.0059ドル)
FTSE100種総合株価指数:8140.74(前営業日比▲25.94)
ドイツ株式指数(DAX):19362.52(△323.21)
10年物英国債利回り:4.498%(▲0.065%)
10年物独国債利回り:2.445%(△0.040%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月独鉱工業生産
(前月比) ▲2.5% 2.6%・改
(前年比) ▲4.6% ▲3.0%・改
9月独貿易収支
170億ユーロの黒字 214億ユーロの黒字・改
9月ユーロ圏小売売上高
(前月比) 0.5% 1.1%・改
(前年比) 2.9% 2.4%・改
英中銀(BOE)、政策金利
4.75%に引き下げ 5.00%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は軟調。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表が近づく中、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.33%台まで低下すると全般ドル売りが進行。1時前に一時152.86円と日通し安値を付けた。アジア時間に154.71円と7月30日以来の高値を付けたあとだけに、米重要イベントを控えたポジション調整目的の売りも出たようだ。
なお、本日発表された7-9月期米単位労働コスト速報値は前期比年率1.9%上昇と予想の1.0%上昇を上回り、4-6月期の数値は従来値から大きく上方修正された。市場では「インフレ圧力の強まりにつながるリスクがある」との声も聞かれたが、相場の反応は限定的だった。
・ポンドドルは一時1.3009ドルまで上昇した。英中銀(BOE)はこの日、市場予想通り政策金利を現行の5.00%から4.75%に引き下げることを決めたと発表。声明ではこれまで通り「金融政策は引き続き相当な期間、引き締め的な状態を維持する必要がある」「インフレが長引くリスクを注視し、適切な金融引き締めの度合いを会合ごとに決める」と指摘した。ただ、BOEが2025-26年のインフレ見通しを前回から引き上げたため、市場では「BOEの利下げが緩やかなペースにとどまる」との可能性が改めて意識された。
・ユーロドルは強含み。米金利低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、0時30分過ぎに一時1.0825ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.19まで低下した。
・ユーロ円は小幅安。ドル円の下落につれた売りが出て一時本日安値となる165.13円まで値を下げた。ただ、ユーロドルの上昇につれた買いも入ったため、じり安の展開となった。
・ロンドン株式相場は3日続落。前日の米国株相場が史上最高値を更新したことが投資家心理の支えとなり、英株にも買いが先行した。ただ、FOMC結果公表を前に様子見ムードもあり、上昇の勢いは鈍かった。引けにかけては下げに転じ、3日続落して終えた。
・フランクフルト株式相場は大幅に反発。前日の米国株市場で主要3指数が史上最高値を更新すると投資家心理が改善。独株にも買いが波及した。個別ではラインメタル(9.28%高)やハイデルベルク・マテリアルズ(6.36%高)、アディダス(4.60%高)などの上昇が目立った。
なお、前日に下げたフランスやイタリア、スペインの株価指数も反発した。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=153.01円(7日15時時点比▲0.99円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.33円(▲0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0805ドル(△0.0059ドル)
FTSE100種総合株価指数:8140.74(前営業日比▲25.94)
ドイツ株式指数(DAX):19362.52(△323.21)
10年物英国債利回り:4.498%(▲0.065%)
10年物独国債利回り:2.445%(△0.040%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月独鉱工業生産
(前月比) ▲2.5% 2.6%・改
(前年比) ▲4.6% ▲3.0%・改
9月独貿易収支
170億ユーロの黒字 214億ユーロの黒字・改
9月ユーロ圏小売売上高
(前月比) 0.5% 1.1%・改
(前年比) 2.9% 2.4%・改
英中銀(BOE)、政策金利
4.75%に引き下げ 5.00%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は軟調。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表が近づく中、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.33%台まで低下すると全般ドル売りが進行。1時前に一時152.86円と日通し安値を付けた。アジア時間に154.71円と7月30日以来の高値を付けたあとだけに、米重要イベントを控えたポジション調整目的の売りも出たようだ。
なお、本日発表された7-9月期米単位労働コスト速報値は前期比年率1.9%上昇と予想の1.0%上昇を上回り、4-6月期の数値は従来値から大きく上方修正された。市場では「インフレ圧力の強まりにつながるリスクがある」との声も聞かれたが、相場の反応は限定的だった。
・ポンドドルは一時1.3009ドルまで上昇した。英中銀(BOE)はこの日、市場予想通り政策金利を現行の5.00%から4.75%に引き下げることを決めたと発表。声明ではこれまで通り「金融政策は引き続き相当な期間、引き締め的な状態を維持する必要がある」「インフレが長引くリスクを注視し、適切な金融引き締めの度合いを会合ごとに決める」と指摘した。ただ、BOEが2025-26年のインフレ見通しを前回から引き上げたため、市場では「BOEの利下げが緩やかなペースにとどまる」との可能性が改めて意識された。
・ユーロドルは強含み。米金利低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、0時30分過ぎに一時1.0825ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.19まで低下した。
・ユーロ円は小幅安。ドル円の下落につれた売りが出て一時本日安値となる165.13円まで値を下げた。ただ、ユーロドルの上昇につれた買いも入ったため、じり安の展開となった。
・ロンドン株式相場は3日続落。前日の米国株相場が史上最高値を更新したことが投資家心理の支えとなり、英株にも買いが先行した。ただ、FOMC結果公表を前に様子見ムードもあり、上昇の勢いは鈍かった。引けにかけては下げに転じ、3日続落して終えた。
・フランクフルト株式相場は大幅に反発。前日の米国株市場で主要3指数が史上最高値を更新すると投資家心理が改善。独株にも買いが波及した。個別ではラインメタル(9.28%高)やハイデルベルク・マテリアルズ(6.36%高)、アディダス(4.60%高)などの上昇が目立った。
なお、前日に下げたフランスやイタリア、スペインの株価指数も反発した。
・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。
(中村)