東京マーケットダイジェスト・8日 円下値堅い・株高安まちまち

(8日15時時点)
ドル円:1ドル=152.80円(前営業日NY終値比▲0.14円)
ユーロ円:1ユーロ=164.75円(▲0.50円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0782ドル(▲0.0023ドル)
日経平均株価:39500.37円(前営業日比△118.96円)
東証株価指数(TOPIX):2742.15(▲0.93)
債券先物12月物:143.57円(△0.05円)
新発10年物国債利回り:1.000%(▲0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.26600%(△0.01000%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>     <前回発表値>
9月家計調査(消費支出)
前年同月比   ▲1.1%     ▲1.9%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
    4兆4579億円の処分超 8971億円の処分超・改
対内株式
      1394億円の取得超 103億円の所得超・改
10月外貨準備高
       1兆2390億ドル 1兆2549億ドル
9月景気動向指数速報値
         109.4    106.9
9月景気一致指数(CI)・速報値
         115.7    114.0

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。序盤は日経平均株価や時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に買いが散見され、一時153.37円まで値を上げた。ただ、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表後の高値である153.47円付近が戻りの目処として意識されると失速。米金利が一転低下し、株価が上げ幅を消すと一時152.55円まで値を下げた。

・ユーロ円も頭が重い。朝方には165.43円まで上昇したものの、その後は上海・香港株が軟調に推移したことで豪ドル円を中心にクロス円が一転下落。ユーロ円は164.50円まで下げ足を速めた。

・ユーロドルは弱含み。アジア株の下落でリスクオフムードが高まるとユーロ円の下落につれた面もあり、一時1.0773ドルまで下押しした。

・日経平均株価は反発。昨日の米ハイテク株が上昇したことで半導体関連株がけん引する形で指数は400円超上昇した。ただ、弱い決算を発表した企業を中心に株が売られ、外国為替市場での円高も輸出関連株の売りを誘うなど、後場には一時下げに転じる場面も見られた。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。前日の米国債が買われた流れを引き継いで買いが先行し、一時143.78円まで値を上げた。ただ、週末とあって引けにかけては持ち高調整の売りに押された。

(越後)
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