東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

 11日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では153.14円とニューヨーク市場の終値(152.64円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。本邦勢の本格参入とともにドル円は買いが散見された。日経平均がプラス圏を回復したことも支えとなり、東京仲値の値決めでも買いが入り153.17円まで強含んだ。
 
 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0717ドルとニューヨーク市場の終値(1.0718ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円に連れてユーロ売り・ドル買いになったことが上値を抑えたが、ユーロ円の買いが下値の支えとなり、小幅なレンジ内でもみ合い。

 ユーロ円は堅調。10時時点では164.12円とニューヨーク市場の終値(163.61円)と比べて51銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の動きに連れて10時過ぎには164.16円まで上昇し堅調推移。もっとも、先週終了した全人代では中国当局が景気刺激策を強化するとの憶測があったが、市場が期待した大規模財政出動がなかったことで、中国株の下落が予想されていることには要警戒。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.64円 - 153.17円
ユーロドル:1.0704ドル - 1.0719ドル
ユーロ円:163.43円 - 164.16円


(松井)
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