東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上げ幅拡大

 15日の東京外国為替市場でドル円は上げ幅拡大。10時時点では156.63円とニューヨーク市場の終値(156.27円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。早朝から5・10日(ゴトー日)に絡むドル買い期待もあり堅調に推移し、8時過ぎには昨日の高値を上抜けた。本邦の7-9月実質GDPでは前期分が大幅に下方修正され、デフレーターも弱い結果だったことが分かると円売りが継続。東京仲値の値決めにかけても更に円安が進み156.75円まで上げ幅を拡大した。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0530ドルとニューヨーク市場の終値(1.0530ドル)とほぼ同水準だった。対円でのドル買いで上値が抑えられているが、値動きは限られている。

 ユーロ円は上昇。10時時点では164.93円とニューヨーク市場の終値(164.55円)と比べて38銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に総じて連れる展開になり165.04円まで上昇。日経平均株価が上げ幅を広げていることも支えになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.22円 - 156.75円
ユーロドル:1.0524ドル - 1.0534ドル
ユーロ円:164.48円 - 165.04円


(松井)
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