ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロ円、戻り限定的

 20日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は戻りが限定的。4時時点では163.67円と2時時点(163.46円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。露・ウクライナ情勢を懸念したリスク回避の流れは一服。しかし反発力は限られ、163.60円台で推移した。

 ドル円も戻りが鈍い。4時時点では155.33円と2時時点(155.38円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。地政学リスクを重しに下値を探る動きは落ち着いた。しかし下げ渋った米10年債利回りの持ち直しが4.38%台から4.41%台までと限られるなかでは、ドル円の反発も155.40円台までと限定的。

 ユーロドルは下げ渋り。4時時点では1.0536ドルと2時時点(1.0520ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。リスク回避の動きにいったん一巡感が生じた。14日につけた年初来安値1.0497ドルにも近い1.0507ドルを目先の底に1.0530ドル台へ戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.53円 - 155.89円
ユーロドル:1.0507ドル - 1.0610ドル
ユーロ円:163.17円 - 164.76円


(関口)
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