ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円 下値を広げる

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値を広げる動き。2時時点では150.70円と24時時点(151.34円)と比べて64銭程度のドル安水準。24時に発表した10月米PCEデフレーターが前年比+2.3%と予想と一致するも前月から伸びが拡大し、個人所得と個人消費支出が前月比で予想を上回る結果となったこともあり、いったんはドル売りが緩み、ドル円は151.80円近辺まで持ち直した。
 ただ、月末が近づくなか、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると再び売りに押され151円を割り込んだ。米7年債入札後に米長期金利の低下が再燃したことも売りを後押し150.46円まで下値を広げた。明日の感謝祭を前に市場参加者が少なく薄商いのなか値動きが速い。

 ユーロドルはしっかり。2時時点では1.0574ドルと24時時点(1.0554ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準。ロンドンフィキシングに絡んだドル売りや米長期金利の低下を手がかりに1.0585ドルまで上値を伸ばした。また、ポンドドルは1.2694ドル、ドル/加ドルは1.4009加ドルまでドル安が進んだ。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点で159.34円と24時時点(159.74円)と比べて40銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇が支えとなるも、ドル円の下落につれるかっこうとなり、160円近辺で戻りが抑えられ159円前半に失速した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.46円 - 153.23円
ユーロドル:1.0474ドル - 1.0585ドル
ユーロ円:159.10円 - 160.71円

(金)
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