東京マーケットダイジェスト・29日 円高・株安

(29日15時時点)
ドル円:1ドル=150.09円(前営業日NY終値比▲1.46円)
ユーロ円:1ユーロ=158.61円(▲1.29円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0567ドル(△0.0015ドル)
日経平均株価:38208.03円(前営業日比▲141.03円)
東証株価指数(TOPIX):2680.71(▲6.57)
債券先物12月物:143.06円(△0.04円)
新発10年物国債利回り:1.050%(△0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.36200%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>   <前回発表値>
10月完全失業率
        2.5%     2.4%
10月有効求人倍率
        1.25     1.24倍
11月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比   2.2%     1.8%
10月鉱工業生産・速報値
前月比     3.0%     1.6%
前年同月比   1.6%    ▲2.6%
10月商業販売統計速報(小売業販売額)
前年同月比   1.6%     0.7%・改
10月新設住宅着工戸数
前年同月比  ▲2.9%    ▲0.6%
11月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
        36.4      36.2

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は売り優勢。11月東京都区部消費者物価指数(CPI)の生鮮食料品除く総合が前回値や予想を上回る結果となると、12月の日銀政策決定会合で追加利上げに動くとの思惑が広がり、売りが活発化。本邦長期金利の上昇とともに一時149.86円まで売り込まれた。一巡後は150.40円手前まで持ち直す場面があったが、時間外の米10年債利回りが低下するなかで戻りは鈍く、再び149.76円まで下値を広げた。

・ユーロ円も売り優勢。良好な東京CPIを受けて日銀の早期利上げ観測を手掛かりとした円高が進行。一時158.24円まで下落したほか、ポンド円は190.34円、豪ドル円は97.52円、NZドル円は88.47円まで値を下げた。

・ユーロドルは小高い。ドル円の下落や米長期金利の低下を受けてユーロ買い・ドル売りが散見され、昨日高値の1.0570ドルを上抜けて1.0577ドルまで上昇した。

・日経平均株価は反落。昨日大幅高となった東京エレクトロンなど半導体関連株の一角が売られたほか、外国為替市場での円高を受けて自動車関連株にも売りが広がり、指数は一時300円超安まで下げ幅を広げた。一方、節目の3万8000円割れでは押し目買いが入った。

・債券先物相場は続伸。東京インフレ指標が強い内容となり、日銀の早期利上げが意識されたことから売りが優勢になると、一時142.88円まで下落した。ただ、外国為替市場での円高を受けて次第に買い戻しが強まりプラス圏を回復した。

(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。