ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、じり高

 6日のニューヨーク外国為替市場でドル円はじり高。4時時点では149.98円と2時時点(149.80円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。下げ渋っていたところに、ハマック米クリーブランド連銀総裁の発言「利下げペースを緩める時期に近づいているか、すでにその時期」などが伝わると再びドル買いが強まった。150円台では1時過ぎにつけた150.11円の手前で伸び悩んだものの、下値も堅かった。

 ユーロドルは弱含み。4時時点では1.0549ドルと2時時点(1.0562ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。米クリーブランド連銀総裁は前述の発言に加え、「経済は強く、労働市場は健全」「経済状況はやや引き締め的な金融政策を必要」との見解も示した。米金利への過度な先安観が後退し、再び1.0550ドル割れまでユーロ安ドル高に傾いた。

 ユーロ円は上値が重い。4時時点では158.22円と2時時点(158.22円)とほぼ同水準だった。158.42円近辺で戻りは抑えられ、ユーロドルの方向性に歩調を合わせて158.20円割れまでじり安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.37円 - 150.70円
ユーロドル:1.0544ドル - 1.0630ドル
ユーロ円:158.10円 - 159.58円


(小針)
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