東京外国為替市場概況・10時 ドル円 やや重い

 9日の東京外国為替市場でドル円はやや上値の重い動き。10時時点では149.84円とニューヨーク市場の終値(150.00円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。先週末米雇用統計の結果発表後の戻り高値水準となる150.13円を前に上値が抑えられ、大きく反発して寄り付いた日経平均がマイナス圏に沈んだ動きや、時間外の米10年債利回りが低下気味に推移していることも重しに一時149.69円まで下押した。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0560ドルとニューヨーク市場の終値(1.0568ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。1.0560ドル前後でのこう着相場が続いている。1.05ドル台半ばで下げ渋っているが、先週末の米雇用統計後につけた1.06ドル台ではすぐに売りに押され上値の重さが示された。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では158.23円とニューヨーク市場の終値(158.55円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつられるかっこうで、先週末の安値を下回る158.02円までレンジ下限を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.69円 - 150.12円
ユーロドル:1.0552ドル - 1.0570ドル
ユーロ円:158.02円 - 158.55円

(金)
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