欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上げ幅拡大

 9日の欧州外国為替市場でドル円は上げ幅を拡大。22時時点では150.76円と20時時点(150.46円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。中国の金融政策変更を受けた円売りの流れがNYタイムに入っても続いた。先週末高値の150.70円を上抜けたことで目先のストップロスも誘発する形で一時150.84円まで上伸。米10年債利回りが4.17%台まで上昇したことも買いを促した。

 ユーロドルは伸び悩み。22時時点では1.0565ドルと20時時点(1.0580ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。1.0585ドルを頭に対円でのドル高や米長期金利の上昇などが重しとなり1.0550ドル台まで上げ幅を縮めている。

 ユーロ円は22時時点では159.29円と20時時点(159.19円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが伸び悩んだ影響を受けたため上昇スピードは緩やかだが、円安基調は根強く続いたため159.32円まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:149.69円 - 150.84円
ユーロドル:1.0532ドル - 1.0585ドル
ユーロ円:157.87円 - 159.32円


(越後)
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