ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、しっかり

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。24時時点では150.93円と22時時点(150.76円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。中国共産党指導部が金融緩和を約束し、財政支出を拡大する意向を示したことをきっかけに投資家心理が楽観に傾くと、リスク・オンの円売りが優勢に。24時過ぎに一時151.00円と日通し高値を付けた。

 ユーロ円は堅調。24時時点では159.65円と22時時点(159.29円)と比べて36銭程度のユーロ高水準。全般円売りが進んだ流れに沿って前週末の高値159.58円を上抜けると一時159.72円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0578ドルと22時時点(1.0565ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。豪ドルや南アフリカランドなど資源国通貨に対してドル安が進むと、ユーロに対してもドル売りが出た。
 なお、中国政府の金融政策スタンス変更によりコモディティ価格が上昇しているため、資源が豊富な国の通貨が買われている。豪ドル米ドルは一時0.6467ドルまで上げたほか、ドルランドは17.7690ランドまで下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.69円 - 151.00円
ユーロドル:1.0532ドル - 1.0585ドル
ユーロ円:157.87円 - 159.72円

(中村)
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