東京マーケットダイジェスト・10日 ドル上値重い・株高

ドル円:1ドル=150.93円(前営業日NY終値比▲0.28円)
ユーロ円:1ユーロ=159.41円(▲0.16円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0562ドル(△0.0008ドル)
日経平均株価:39367.58円(前営業日比△207.08円)
東証株価指数(TOPIX):2741.41(△6.85)
債券先物12月物:143.08円(▲0.18円)
新発10年物国債利回り:1.060%(△0.025%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.38400%(△0.00100%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
       <発表値>     <前回発表値>
11月マネーストックM2
前年同月比   1.2%       1.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。本日は5・10日(ゴトー日)とあって東京仲値にかけて買いが強まり、昨日高値の151.35円を上抜けて151.55円まで値を上げた。ただ、一巡後は上昇して始まった日経平均株価が上げ幅を縮めるにつれて上値が重くなった。時間外の米10年債利回りが低下したことも嫌気され、一時150.90円まで下押しした。

・ユーロドルは下値が堅い。午前に1.0545ドルまで小幅に下げたが、その後はドル円の伸び悩みや米長期金利の低下を支えに反発。一時1.0568ドルまで持ち直した。
 なお、豪ドルは弱含み。豪準備銀行(RBA)の政策金利発表を前に売りが先行。声明文で「インフレの上振れリスクは緩和。消費者物価指数は持続的に目標に戻ると確信」とハト派的な見解が示されると対ドルで0.6380米ドル、対円で96.46円まで値を下げた。

・ユーロ円は方向感がない。ドル円の上値が重かった一方で、ユーロドルが底堅く推移したため159円台半ばから後半で上下する程度で、大きな方向感は出なかった。

・日経平均株価は続伸。外国為替市場での円安を受けて自動車関連株に買いが入った。中国の金融スタンス変更に伴う景気回復期待も支えとなった。一方、日立など主力株の一角には利益確定売りが出るなど、指数は伸び悩む場面も見られた。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行。中国経済への悲観的な見方が後退していることも安全資産とされる債券相場の重しになった。


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。