欧州外国為替市場概況・20時　ユーロドル、さえない

　17日の欧州外国為替市場でユーロドルはさえない。20時時点では1.0488ドルと17時時点（1.0497ドル）と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。東京時間からの弱い地合いが続くなか、12月独Ifo企業景況感指数が84.7と予想の85.6を下回ったことが伝わると売りで反応。一時1.0479ドルまで本日安値を更新した。昨日安値の1.0475ドルを前に売りは一服しているが、戻りは鈍い。

　ユーロ円は軟調。20時時点では161.35円と17時時点（161.73円）と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。低調な独指標を受けて売りが加速。原油先物相場が1％超下げ、資源国通貨のクロス円が下落したことにつれた面もあり、一時161.11円まで下げ足を速めた。
　なお、豪ドル円は97.44円、NZドル円は88.49円、カナダドル円は107.58円まで値を下げた。

　ドル円は20時時点では153.84円と17時時点（154.07円）と比べて23銭程度のドル安水準だった。クロス円の下落につれて153.71円まで下押ししたが、時間外の米10年債利回りが上昇するなかで下値は限られている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円：153.71円　-　154.35円
ユーロドル：1.0479ドル　-　1.0534ドル
ユーロ円：161.11円　-　162.48円


（越後）