東京マーケットダイジェスト・20日 円下値堅い・株上値重い

ドル円:1ドル=157.04円(前営業日NY終値比▲0.40円)
ユーロ円:1ユーロ=162.79円(▲0.35円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0366ドル(△0.0003ドル)
日経平均株価:38701.90円(前営業日比▲111.68円)
東証株価指数(TOPIX):2701.99(▲11.84)
債券先物3月物:142.47円(△0.33円)
新発10年物国債利回り:1.050%(▲0.030%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.37200%(▲0.01300%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
       <発表値>  <前回発表値>
11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比   2.7%     2.3%
11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)
前年同月比   2.4%     2.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。日銀の早期利上げ期待後退を背景に朝方から買いが先行。週末の5・10日(ゴトー日)とあって東京仲値に向けた買いも重なって昨日高値の157.81円を上抜けて157.93円まで値を上げた。ただ、節目の158円を前に買いが一服すると、加藤財務相や三村財務官から円安をけん制する発言が出たため失速。一時156.84円まで値を下げ、その後の戻りも鈍かった。

・ユーロ円も頭が重い。ドル円と同様の展開となり、朝方に163.66円まで上昇した後は政府高官からの円安けん制発言を受けて一転下落。利食い売りなども出て一時162.35円まで売り込まれた。

・ユーロドルは方向感がない。しばらくは1.0360ドル台を中心とした小動きが続いた。ただ、15時過ぎにトランプ米次期大統領から「EUに対し米国の貿易赤字を補うために石油とガスを購入するよう求めた」との発言が伝わると一時1.0343ドルまで下げ、11月22日以来の安値を付けた。一方で、一巡すると買い戻しが入り下げ幅をほぼ消した。

・日経平均株価は6日続落。昨日の米ハイテク株の下落を受けて半導体関連株に売りが集まった。銀行株の下げも目立ち、結局安値引けで週末の取引を終えた。

・債券先物相場は反発。日銀の早期利上げに対する期待後退を背景に買いが優勢となり、一時142.72円まで上値を伸ばす場面も見られた。


(越後)
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