欧州マーケットダイジェスト・30日 株安・金利低下・円高
(30日終値:31日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.14円(30日15時時点比▲0.71円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.37円(▲1.23円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0394ドル(▲0.0031ドル)
FTSE100種総合株価指数:8121.01(前営業日比▲28.77)
ドイツ株式指数(DAX):19909.14(▲75.18)
10年物英国債利回り:4.611%(▲0.022%)
10年物独国債利回り:2.367%(▲0.029%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月スイスKOF景気先行指数
99.5 102.9・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロ円は軟調。しばらくは164円台半ばから後半でのもみ合いが続いていたが、NYの取引時間帯に入ると大きく値を下げた。米株式市場でダウ平均が一時720ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比710円安の3万9280円まで下げるとリスク・オフの円買い・ユーロ売りが先行。前週末の安値164.04円を下抜けて一時162.82円まで下げ足を速めた。
ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は一時196.33円、豪ドル円は97.31円、NZドル円は88.35円、スイスフラン円は173.05円、南アフリカランド円は8.34円、メキシコペソ円は7.61円まで値を下げた。
・ドル円は下げ渋り。アジア市場では一時158.07円まで値を上げたものの、26日の高値158.08円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。その後しばらくは157円台後半でのもみ合いが続いたものの、NY市場に入ると日米株価指数の下落を背景にリスク回避の円買い・ドル売りが優勢に。12月米シカゴ購買部協会景気指数が36.9と予想の42.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時156.67円と日通し安値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.53%台まで低下したこともドル売りを促した。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。米国株相場が下げ幅を縮めたほか、年末を控えたロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると157.35円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは頭が重かった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0458ドルと日通し高値を付けたものの、その後は一転下落した。欧米株価の下落を受けてリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると、前週末の安値1.0405ドルを下抜けて一時1.0372ドルまで値を下げた。市場では「年末で取引参加者が減少し、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いが出た」との声も聞かれた。
・ロンドン株式相場は4日ぶりに反落。年末年始を控えて休暇に入っている市場関係者も多く、利益確定や持ち高調整の売りが出た。米国株相場の下落も相場の重しとなった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやユナイト・グループなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は反落。米国株相場が軟調に推移したことなどが投資家心理の悪化につながり株売りを誘った。独市場は本日が年内最終取引日となるため、利益確定や持ち高調整目的の売りも出やすかった。個別ではシーメンス・ヘルシニアーズ(1.73%安)やブレンターク(1.40%安)、ザランド(1.34%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.14円(30日15時時点比▲0.71円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.37円(▲1.23円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0394ドル(▲0.0031ドル)
FTSE100種総合株価指数:8121.01(前営業日比▲28.77)
ドイツ株式指数(DAX):19909.14(▲75.18)
10年物英国債利回り:4.611%(▲0.022%)
10年物独国債利回り:2.367%(▲0.029%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月スイスKOF景気先行指数
99.5 102.9・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロ円は軟調。しばらくは164円台半ばから後半でのもみ合いが続いていたが、NYの取引時間帯に入ると大きく値を下げた。米株式市場でダウ平均が一時720ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比710円安の3万9280円まで下げるとリスク・オフの円買い・ユーロ売りが先行。前週末の安値164.04円を下抜けて一時162.82円まで下げ足を速めた。
ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は一時196.33円、豪ドル円は97.31円、NZドル円は88.35円、スイスフラン円は173.05円、南アフリカランド円は8.34円、メキシコペソ円は7.61円まで値を下げた。
・ドル円は下げ渋り。アジア市場では一時158.07円まで値を上げたものの、26日の高値158.08円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。その後しばらくは157円台後半でのもみ合いが続いたものの、NY市場に入ると日米株価指数の下落を背景にリスク回避の円買い・ドル売りが優勢に。12月米シカゴ購買部協会景気指数が36.9と予想の42.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時156.67円と日通し安値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.53%台まで低下したこともドル売りを促した。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。米国株相場が下げ幅を縮めたほか、年末を控えたロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると157.35円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは頭が重かった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0458ドルと日通し高値を付けたものの、その後は一転下落した。欧米株価の下落を受けてリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると、前週末の安値1.0405ドルを下抜けて一時1.0372ドルまで値を下げた。市場では「年末で取引参加者が減少し、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いが出た」との声も聞かれた。
・ロンドン株式相場は4日ぶりに反落。年末年始を控えて休暇に入っている市場関係者も多く、利益確定や持ち高調整の売りが出た。米国株相場の下落も相場の重しとなった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやユナイト・グループなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は反落。米国株相場が軟調に推移したことなどが投資家心理の悪化につながり株売りを誘った。独市場は本日が年内最終取引日となるため、利益確定や持ち高調整目的の売りも出やすかった。個別ではシーメンス・ヘルシニアーズ(1.73%安)やブレンターク(1.40%安)、ザランド(1.34%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
(中村)