NYマーケットダイジェスト・30日 株安・金利低下・円高
(30日終値)
ドル・円相場:1ドル=156.84円(前営業日比▲1.03円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.26円(▲1.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0407ドル(▲0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:42573.73ドル(▲418.48ドル)
ナスダック総合株価指数:19486.79(▲235.24)
10年物米国債利回り:4.53%(▲0.09%)
WTI原油先物2月限:1バレル=70.99ドル(△0.39ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2618.1ドル(▲13.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月米シカゴ購買部協会景気指数
36.9 40.2
11月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比) 2.2% 1.8%・改
(前年比) 5.6% 6.5%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。米株式市場でダウ平均が一時720ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比710円安の3万9280円まで下げるとリスク・オフの円買い・ドル売りが先行。12月米シカゴ購買部協会景気指数が36.9と予想の42.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時156.67円と日通し安値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.53%台まで低下したこともドル売りを促した。
その後、米国株相場が下げ幅を縮めたほか、年末を控えたロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると157.35円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
・ユーロドルは3日ぶりに小反落。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0458ドルと日通し高値を付けたものの、その後は一転下落した。欧米株価の下落を受けてリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると、前週末の安値1.0405ドルを下抜けて一時1.0372ドルまで値を下げた。市場では「年末で取引参加者が減り、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いが出た」との声も聞かれた。
もっとも、引けにかけては1.04ドル台前半まで下げ渋っている。
・ユーロ円は大幅に続落。日米株価指数の下落を背景にリスク回避の円買い・ユーロ売りが先行。前週末の安値164.04円を下抜けて一時162.81円まで下げ足を速めた。その後の戻りも163.52円付近にとどまった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。年末を控えて、主力株中心に利益確定目的の売りが広がると、指数は一時720ドル超下落した。市場参加者が少なく商いが低調だったため、少額の取引でも値が振れやすい面もあった。なお、構成銘柄ではボーイングの下げが目立った。韓国で同社製造の航空機による事故が起きたことが嫌気された。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。米国株相場の下落を背景に相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。低調な12月米シカゴ購買部協会景気指数も相場の支援材料。
・原油先物相場は続伸。年明けに米国に寒波が訪れるとの予報を背景に買いが入る場面が見られた。もっとも、年末で薄商いとなる中では勢いは続かず、その後は上げ幅を縮小する動きとなった。
・金先物相場は続落。薄商いの中、前週末に下げた反動で買い戻されるも一時的。その後2600ドルを割り込むも、持ち高調整の買いが入ると下げ幅をやや縮小した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=156.84円(前営業日比▲1.03円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.26円(▲1.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0407ドル(▲0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:42573.73ドル(▲418.48ドル)
ナスダック総合株価指数:19486.79(▲235.24)
10年物米国債利回り:4.53%(▲0.09%)
WTI原油先物2月限:1バレル=70.99ドル(△0.39ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2618.1ドル(▲13.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月米シカゴ購買部協会景気指数
36.9 40.2
11月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比) 2.2% 1.8%・改
(前年比) 5.6% 6.5%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。米株式市場でダウ平均が一時720ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比710円安の3万9280円まで下げるとリスク・オフの円買い・ドル売りが先行。12月米シカゴ購買部協会景気指数が36.9と予想の42.8を下回ったことも相場の重しとなり、一時156.67円と日通し安値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.53%台まで低下したこともドル売りを促した。
その後、米国株相場が下げ幅を縮めたほか、年末を控えたロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると157.35円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
・ユーロドルは3日ぶりに小反落。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0458ドルと日通し高値を付けたものの、その後は一転下落した。欧米株価の下落を受けてリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると、前週末の安値1.0405ドルを下抜けて一時1.0372ドルまで値を下げた。市場では「年末で取引参加者が減り、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いが出た」との声も聞かれた。
もっとも、引けにかけては1.04ドル台前半まで下げ渋っている。
・ユーロ円は大幅に続落。日米株価指数の下落を背景にリスク回避の円買い・ユーロ売りが先行。前週末の安値164.04円を下抜けて一時162.81円まで下げ足を速めた。その後の戻りも163.52円付近にとどまった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。年末を控えて、主力株中心に利益確定目的の売りが広がると、指数は一時720ドル超下落した。市場参加者が少なく商いが低調だったため、少額の取引でも値が振れやすい面もあった。なお、構成銘柄ではボーイングの下げが目立った。韓国で同社製造の航空機による事故が起きたことが嫌気された。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。米国株相場の下落を背景に相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。低調な12月米シカゴ購買部協会景気指数も相場の支援材料。
・原油先物相場は続伸。年明けに米国に寒波が訪れるとの予報を背景に買いが入る場面が見られた。もっとも、年末で薄商いとなる中では勢いは続かず、その後は上げ幅を縮小する動きとなった。
・金先物相場は続落。薄商いの中、前週末に下げた反動で買い戻されるも一時的。その後2600ドルを割り込むも、持ち高調整の買いが入ると下げ幅をやや縮小した。
(中村)