NYマーケットダイジェスト・27日 株安・金利上昇・円もみ合い
(27日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.87円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.59円(▲0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0426ドル(△0.0004ドル)
ダウ工業株30種平均:42992.21ドル(▲333.59ドル)
ナスダック総合株価指数:19722.03(▲298.33)
10年物米国債利回り:4.62%(△0.03%)
WTI原油先物2月限:1バレル=70.60ドル(△0.98ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2631.9ドル(▲22.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月米卸売在庫
(前月比) ▲0.2% 0.1%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに小反落。米株式市場でダウ平均が一時560ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比350円安の3万9880円まで下げるとリスク・オフの円買い・ドル売りが先行。アジア時間に付けた安値157.51円を下抜けて一時157.35円まで値を下げた。前日に158.08円と7月17日以来の高値を付けたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。
ただ、前日の安値157.08円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となり、157.95円付近まで持ち直した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.62%台まで上昇したことも相場を下支えした。
連休明けの欧州市場は本日から通常取引となったものの、依然として休暇中の市場参加者は多く流動性が低下。薄商いの中、値が振れやすい面もあったようだ。
・ユーロドルは小幅ながら続伸。独長期金利の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると、21時過ぎに一時1.0444ドルと日通し高値を付けたものの、新規材料に乏しい中、積極的に上値を追う展開にはならなかった。その後、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.0415ドル付近まで下押しする場面があった。
もっとも、年末年始の休暇に入る市場参加者も多く、狭い範囲内での推移にとどまった。今日の安値はアジア時間に付けた1.0405ドルで今日1日の値幅は0.0039ドル程度だった。
・ユーロ円は小反落。23時過ぎに一時164.83円と11月15日以来の高値を付けたものの、1時30分前には164.18円付近まで押し戻された。ただ、アジア時間に付けた日通し安値164.04円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。引けにかけては164.77円付近まで持ち直している。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日ぶりに反落。米長期金利が上昇すると株式の相対的な割高感が意識されて、売りが優勢となった。エヌビディアやマイクロソフト、アップルなどハイテクや半導体などに売りが出て、指数は一時560ドル超下落する場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは下落。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍るとの見方が根強い中、売りが優勢となった。
・原油先物相場は反発。中東情勢の緊迫化で供給不安が意識されたほか、この日公表された米エネルギー省(EIA)の石油在庫統計で原油の在庫減少が確認されたことも買いを誘った。
・金先物相場は3日ぶりに反落。米10年債利回りが上昇すると、金利のつかない資産である金の投資妙味が低下し、売りを誘った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.87円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.59円(▲0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0426ドル(△0.0004ドル)
ダウ工業株30種平均:42992.21ドル(▲333.59ドル)
ナスダック総合株価指数:19722.03(▲298.33)
10年物米国債利回り:4.62%(△0.03%)
WTI原油先物2月限:1バレル=70.60ドル(△0.98ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2631.9ドル(▲22.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月米卸売在庫
(前月比) ▲0.2% 0.1%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに小反落。米株式市場でダウ平均が一時560ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比350円安の3万9880円まで下げるとリスク・オフの円買い・ドル売りが先行。アジア時間に付けた安値157.51円を下抜けて一時157.35円まで値を下げた。前日に158.08円と7月17日以来の高値を付けたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。
ただ、前日の安値157.08円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となり、157.95円付近まで持ち直した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.62%台まで上昇したことも相場を下支えした。
連休明けの欧州市場は本日から通常取引となったものの、依然として休暇中の市場参加者は多く流動性が低下。薄商いの中、値が振れやすい面もあったようだ。
・ユーロドルは小幅ながら続伸。独長期金利の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると、21時過ぎに一時1.0444ドルと日通し高値を付けたものの、新規材料に乏しい中、積極的に上値を追う展開にはならなかった。その後、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.0415ドル付近まで下押しする場面があった。
もっとも、年末年始の休暇に入る市場参加者も多く、狭い範囲内での推移にとどまった。今日の安値はアジア時間に付けた1.0405ドルで今日1日の値幅は0.0039ドル程度だった。
・ユーロ円は小反落。23時過ぎに一時164.83円と11月15日以来の高値を付けたものの、1時30分前には164.18円付近まで押し戻された。ただ、アジア時間に付けた日通し安値164.04円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。引けにかけては164.77円付近まで持ち直している。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日ぶりに反落。米長期金利が上昇すると株式の相対的な割高感が意識されて、売りが優勢となった。エヌビディアやマイクロソフト、アップルなどハイテクや半導体などに売りが出て、指数は一時560ドル超下落する場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは下落。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍るとの見方が根強い中、売りが優勢となった。
・原油先物相場は反発。中東情勢の緊迫化で供給不安が意識されたほか、この日公表された米エネルギー省(EIA)の石油在庫統計で原油の在庫減少が確認されたことも買いを誘った。
・金先物相場は3日ぶりに反落。米10年債利回りが上昇すると、金利のつかない資産である金の投資妙味が低下し、売りを誘った。
(中村)