6日香港株=続伸して始まるか、中国の金融緩和に期待

 週明け6日の香港市場は続伸か。前週末に米株式相場が反発し、香港市場でも投資家が運用リスクを取りやすくなるだろう。中国人民銀行(中央銀行)が3-4日に開いた「工作会議」で、2025年に機を見て預金準備率や政策金利を引き下げ、金融の総量を安定成長させると決めたことも、投資家心理を支えそうだ。

 もっとも、買い一巡後は伸び悩む展開があり得る。ハンセン指数が心理的節目の20000ポイントに近づくと上値が重くなりそうだ。また、中国メディアの財新が午前に発表する12月の中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が注目材料となる。

 3日のNY株式相場はダウ平均が5営業日ぶりに反発し、S&P500とナスダック総合も6営業日ぶりに大幅反発した。マイクロソフトが2025年度にAI用データセンターに800億米ドルを投資すると発表したことでエヌビディアやスーパー・マイクロ・コンピューターなどの半導体関連株やビストラ、コンステレーション・エナジーなどの電力会社が大幅高となり相場をけん引した。英金融大手のHSBC(00005)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)とJDドットコム(09618)、新エネルギー車メーカーのBYD(01211)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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