東京外国為替市場概況・10時 ドル円 底堅い

 8日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では158.17円とニューヨーク市場の終値(158.05円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。8時過ぎに158.24円まで買いが先行したが、日本当局の円買い介入警戒感が根強いことも重しに伸び悩んだ。本邦新発10年物国債利回りが約13年半ぶりとなる1.170%に上昇した一方で、時間外の米10年債利回りは低下してスタートした動きも手がかりに失速したが、157.91円を安値に下げ渋ると158円台を回復し底堅い動き。

 ユーロ円は小動き。10時時点では163.65円とニューヨーク市場の終値(163.42円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。ドル円につれた動きで163.69円を頭に上昇が一服するも、下押しは163.38円にとどめ163円半ばを中心に小幅の上下にとどまった。反落して寄り付いた日経平均は350円超安まで下げ幅を拡大したが反応は限定的。

 ユーロドルは10時時点では1.0346ドルとニューヨーク市場の終値(1.0340ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。昨日のNY市場で安値引けしたユーロドルは1.0339ドルを安値に下げ渋るも、1.0340ドル台でこう着し戻りの鈍い動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.91円 - 158.24円
ユーロドル:1.0339ドル - 1.0349ドル
ユーロ円:163.38円 - 163.69円

(金)
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