東京外国為替市場概況・15時 ドル円、底堅い

 9日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では158.05円と12時時点(158.09円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。後場の日経平均株価が39385.05円まで下げ幅を拡大したことで、一時157.76円まで下値を広げた。
 しかし、日銀支店長会議で2025年の賃金設定に関して慎重な姿勢などが報告されたことが伝わると、158.15円前後まで買い戻された。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.0306ドルと12時時点(1.0316ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。一時1.0321ドルまでわずかに上値を伸ばしたものの、ドル円の買い戻しの影響もあって上値は限定的だった。
 チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事は「ECBはインフレリスクにのみ焦点を当てるのではなく、ユーロ圏経済が潜在成長を達成できるよう支援すべき」と述べた。

 ユーロ円は小安い。15時時点では162.91円と12時時点(163.09円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。後場の日経平均株価の下げ幅拡大を受けて、一時162.63円まで下値を広げたものの、ドル円の反発により163.08円前後まで買い戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.76円 - 158.40円
ユーロドル:1.0305ドル - 1.0321ドル
ユーロ円:162.63円 - 163.43円


(山下)
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