14日香港株=上値重いか、15日に中国GDPなど主要経済指標発表予定

 14日の香港市場は上値の重い展開か。中国では15日に国内総生産(GDP)や小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標の発表が予定されており、様子見ムードが強まりそうだ。また、米国では14日に生産者物価指数(PPI)、15日に消費者物価指数(CPI)が発表予定で、先行きの利下げを巡り物価指標に注目が集まる。

 ただ、ハンセン指数は前日まで6営業日続落し、心理的節目の19000ポイントを割ると、終値ベースで昨年9月23日以来およそ3カ月半ぶりの安値を付けており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。

 13日のNY株式相場は高安まちまち。米10年債利回りの上昇が続いたことで、2024年に相場上昇をけん引したエヌビディア、パランティアなどのハイテク株に利益確定売りが続きナスダック総合が下落した一方、ユナイテッドヘルス、キャタピラーなどが上昇し、ダウ平均を押し上げた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)やアリババ集団(09988)、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けた。

(小針)
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