東京外国為替市場概況・15時 ドル円、売り優勢

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は売り優勢。15時時点では157.31円と12時時点(157.94円)と比べて63銭程度のドル安水準だった。植田日銀総裁が「来週の会合で利上げなど行うか判断」などの見解を示したことで、日銀の早期利上げ期待が高まるなか、全般円買いが活発化。これを受け、ドル円は157.20円まで下落した。なお、新発2年物国債利回りは2008年10月以来となる0.700%まで上昇している。

 ユーロ円は軟調。15時時点では161.92円と12時時点(162.63円)と比べて71銭程度のユーロ安水準だった。円買いが優勢となる中で15時過ぎに161.89円までまで下値を広げた。
 クロス円も軟調推移となっており、豪ドル円が97.30円まで、ポンド円は191.87円まで、それぞれ下落している。

 ユーロドルは様子見。15時時点では1.0293ドルと12時時点(1.0297ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。円中心の動きとなる中、1.03ドルを挟んで動意の薄い展開となった。本日これまでの値幅はわずか16pips程度と、欧州勢の本格参入待ちの様相となっている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.20円 - 158.08円
ユーロドル:1.0292ドル - 1.0308ドル
ユーロ円:161.89円 - 162.89円

(川畑)
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