欧州マーケットダイジェスト・17日 英独株最高値・金利低下・円安
(17日終値:18日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=156.25円(17日15時時点比△0.69円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.64円(△0.52円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0280ドル(▲0.0013ドル)
FTSE100種総合株価指数:8505.22(前営業日比△113.32)
ドイツ株式指数(DAX):20903.39(△248.00)
10年物英国債利回り:4.660%(▲0.019%)
10年物独国債利回り:2.535%(▲0.012%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) ▲0.3% 0.1%・改
(前年比) 3.6% 0.0%・改
12月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) ▲0.6% 0.1%・改
(前年比) 2.9% ▲0.5%・改
11月ユーロ圏経常収支(季調済)
270億ユーロの黒字 302億ユーロの黒字・改
12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
(前年比) 2.4% 2.4%
12月ユーロ圏HICPコア改定値
(前年比) 2.7% 2.7%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。「日銀は来週23-24日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを検討」との報道や「日銀金融政策決定会合で、9人の政策委員の過半が追加利上げを支持する見通し」との観測報道が伝わると円買い・ドル売りが入ったものの、「追加利上げは織り込み済み」との見方から反応は一時的となった。英FTSE100や独DAXが史上最高値を更新するなど、欧州株相場が堅調に推移したことも相場を下支えした。
NYの取引時間帯に入ると、12月米住宅着工/建設許可件数や12月米鉱工業生産が予想より強い内容だったことが伝わり、円売り・ドル買いが進行。一時は4.56%台まで低下していた米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、一時156.37円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは方向感に乏しい展開だった。良好な米経済指標が相次いだことでユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0265ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0261ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。欧州株相場の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、一時1.0330ドルと日通し高値を更新した。
ただ、15日の高値1.0354ドルや一目均衡表基準線が位置する1.0356ドルがレジスタンスとして働くと再び上値が重くなった。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重しとなり、3時前には1.0279ドル付近まで押し戻された。
・ポンドドルは頭が重かった。今週発表の12月英消費者物価指数(CPI)や11月英国内総生産(GDP)に加え、本日発表の12月英小売売上高が低調な内容となったことを受けてポンド売りが優勢となった。前日の安値1.2175ドルを下抜けて一時1.2161ドルまで下げ足を速めた。
・ユーロ円は強含み。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、欧米株高に伴う円売り・ユーロ買いが出ると一時本日高値となる161.01円まで値を上げた。
・ロンドン株式相場は3日続伸し、史上最高値を更新した。本日発表の10-12月期中国国内総生産(GDP)が前年比で予想を上回ると、中国景気への懸念が後退し、投資家心理が上向いた。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われたほか、レレックスやロールス・ロイス・ホールディングスなど資本財サービス株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は4日続伸し、史上最高値を更新した。本日発表された中国経済指標を受けて、中国景気への不安が和らぐと株買いが優勢となった。個別ではシーメンス・エナジー(3.06%高)やハイデルベルク・マテリアルズ(3.02%高)、シーメンス(2.92%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。低調な英経済指標を受けて英国債が上昇すると、独国債にも買いが波及した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=156.25円(17日15時時点比△0.69円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.64円(△0.52円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0280ドル(▲0.0013ドル)
FTSE100種総合株価指数:8505.22(前営業日比△113.32)
ドイツ株式指数(DAX):20903.39(△248.00)
10年物英国債利回り:4.660%(▲0.019%)
10年物独国債利回り:2.535%(▲0.012%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
12月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) ▲0.3% 0.1%・改
(前年比) 3.6% 0.0%・改
12月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) ▲0.6% 0.1%・改
(前年比) 2.9% ▲0.5%・改
11月ユーロ圏経常収支(季調済)
270億ユーロの黒字 302億ユーロの黒字・改
12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
(前年比) 2.4% 2.4%
12月ユーロ圏HICPコア改定値
(前年比) 2.7% 2.7%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。「日銀は来週23-24日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを検討」との報道や「日銀金融政策決定会合で、9人の政策委員の過半が追加利上げを支持する見通し」との観測報道が伝わると円買い・ドル売りが入ったものの、「追加利上げは織り込み済み」との見方から反応は一時的となった。英FTSE100や独DAXが史上最高値を更新するなど、欧州株相場が堅調に推移したことも相場を下支えした。
NYの取引時間帯に入ると、12月米住宅着工/建設許可件数や12月米鉱工業生産が予想より強い内容だったことが伝わり、円売り・ドル買いが進行。一時は4.56%台まで低下していた米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、一時156.37円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは方向感に乏しい展開だった。良好な米経済指標が相次いだことでユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0265ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0261ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。欧州株相場の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、一時1.0330ドルと日通し高値を更新した。
ただ、15日の高値1.0354ドルや一目均衡表基準線が位置する1.0356ドルがレジスタンスとして働くと再び上値が重くなった。米長期金利が上昇に転じたことも相場の重しとなり、3時前には1.0279ドル付近まで押し戻された。
・ポンドドルは頭が重かった。今週発表の12月英消費者物価指数(CPI)や11月英国内総生産(GDP)に加え、本日発表の12月英小売売上高が低調な内容となったことを受けてポンド売りが優勢となった。前日の安値1.2175ドルを下抜けて一時1.2161ドルまで下げ足を速めた。
・ユーロ円は強含み。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、欧米株高に伴う円売り・ユーロ買いが出ると一時本日高値となる161.01円まで値を上げた。
・ロンドン株式相場は3日続伸し、史上最高値を更新した。本日発表の10-12月期中国国内総生産(GDP)が前年比で予想を上回ると、中国景気への懸念が後退し、投資家心理が上向いた。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われたほか、レレックスやロールス・ロイス・ホールディングスなど資本財サービス株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は4日続伸し、史上最高値を更新した。本日発表された中国経済指標を受けて、中国景気への不安が和らぐと株買いが優勢となった。個別ではシーメンス・エナジー(3.06%高)やハイデルベルク・マテリアルズ(3.02%高)、シーメンス(2.92%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。低調な英経済指標を受けて英国債が上昇すると、独国債にも買いが波及した。
(中村)