東京マーケットダイジェスト・21日 ドル荒い値動き、株高

ドル円:1ドル=155.32円(前営業日NY終値比▲0.30円)
ユーロ円:1ユーロ=161.20円(▲0.89円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0379ドル(▲0.0037ドル)
日経平均株価:39027.98円(前営業日比△125.48円)
東証株価指数(TOPIX):2713.50(△2.23)
債券先物3月物:141.15円(△0.08円)
新発10年物国債利回り:1.185%(▲0.005%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は荒い値動き。朝方から売りに押されて154.91円まで下押す場面があったものの、トランプ米大統領が「メキシコとカナダに25%の関税を課すことを検討中。2月1日に施行すると思う」との見解を示すと、米10年債利回りが4.57%台まで上昇したことに伴い、156.23円まで買い戻しが入った。ただ、米金利の上昇は続かず、10年債利回りが4.52%台まで低下したため、その後は一転して154.78円まで下押し。午後に入ると米金利の低下一服に伴って155円台半ばまで下値を切り上げるなど、米金利動向をにらみながら荒く上下した。

・ユーロドルは弱含み。トランプ米大統領の意向が伝わり、米金利が上昇した場面では1.0353ドルまで売りに押された。その後は米金利が低下したことに伴って1.0400ドル付近まで買い戻しが入ったが、戻りは鈍かった。

・ユーロ円は軟調。ドル円の下落やユーロドルの戻りの鈍い動きにつれて円買い・ユーロ売りが進んだ。日銀の利上げ観測も引き続き相場の重しとなり、一時160.96円まで下落する場面が見られた。

・日経平均株価は続伸。トランプ米大統領が就任初日に関税発動を見送ったことで自動車株などを中心に買いが入り、寄り付き後に一時330円超上昇する場面があったものの、その後はすぐに上値が重くなった。トランプ米大統領が「カナダとメキシコへの関税を検討」との見解を示すと、一転して250円超安まで下押し。ただ、上下に振れた後は様子見ムードが強まり、再びプラス圏に浮上した。

・債券先物相場は続伸。トランプ米大統領が就任初日の関税発動を見送り、休場明けの時間外取引で米長期金利が低下したことを受けた買いが入った。もっとも、トランプ米大統領の「カナダとメキシコへの関税を検討している」との発言が伝わると、上げ幅を縮小した。

(岩間)
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