欧州マーケットダイジェスト・23日 株高・金利上昇・ドル安
(23日終値:24日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=155.91円(23日15時時点比▲0.79円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.70円(▲0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0435ドル(△0.0030ドル)
FTSE100種総合株価指数:8565.20(前営業日比△20.07)
ドイツ株式指数(DAX):21411.53(△157.26)
10年物英国債利回り:4.636%(△0.003%)
10年物独国債利回り:2.550%(△0.020%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
1月仏企業景況感指数
95 94
1月ユーロ圏消費者信頼感指数
(速報値) ▲14.2 ▲14.5
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。トランプ米大統領のダボス会議での演説や23-24日の日銀金融政策決定会合への関心が高まる中、しばらくは緩慢な値動きが続いた。
NYの取引時間帯に入ると、前週分の米新規失業保険申請件数が22.3万件と予想の22.0万件よりも若干弱い内容となったことが分かり、円買い・ドル売りが先行。トランプ米大統領が「すぐに金利を下げるよう要請するつもりだ。そして世界中で金利は下がるべきだ」と述べ、米連邦準備理事会(FRB)に利下げを求める考えを示すと全般ドル売りが活発化し、2時前に一時155.87円と日通し安値を更新した。
なお、市場では「FRBは来週28-29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合ぶりに利下げを見送る」との見方が優勢だ。
・ユーロドルは強含み。トランプ米大統領の演説を控える中、新規材料にも乏しく、しばらくは狭いレンジでのもみ合いが続いた。
トランプ米大統領がダボス会議でのオンライン演説で欧州との貿易関係に言及すると1.0373ドルまで売られる場面もあったが、その後FRBに利下げを求める考えを示すと一転上昇。3時前には一時1.0438ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.0457ドルを上抜けるほどの勢いはなかった。
・ユーロ円はじり安。ドル円の下落につれた売りが出ると一時162.20円と日通し安値を付けたが、ユーロドルの上昇につれた買いが相場を下支えしたため、下落のスピードは緩やかだった。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは底堅い動き。対ドルでは一時10万6850ドル前後まで上昇したほか、対円では1638万円台まで買われる場面があった。トランプ米大統領が「米国はAIと仮想通貨の世界の中心地になるだろう」と述べたことが好感された。
・ロンドン株式相場は反発。続落して始まったものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、セグロやユナイト・グループなど不動産株が値上がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られた。
・フランクフルト株式相場は8日続伸し、史上最高値を更新した。ダボス会議にオンラインで参加するトランプ米大統領の講演内容への関心が高い中、しばらくはもみ合いの展開が続いていたが終盤強含んだ。個別ではシーメンス・エナジー(6.64%高)やザランド(5.24%高)、フレゼニウス・メディカル・ケア(4.84%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=155.91円(23日15時時点比▲0.79円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.70円(▲0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0435ドル(△0.0030ドル)
FTSE100種総合株価指数:8565.20(前営業日比△20.07)
ドイツ株式指数(DAX):21411.53(△157.26)
10年物英国債利回り:4.636%(△0.003%)
10年物独国債利回り:2.550%(△0.020%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
1月仏企業景況感指数
95 94
1月ユーロ圏消費者信頼感指数
(速報値) ▲14.2 ▲14.5
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。トランプ米大統領のダボス会議での演説や23-24日の日銀金融政策決定会合への関心が高まる中、しばらくは緩慢な値動きが続いた。
NYの取引時間帯に入ると、前週分の米新規失業保険申請件数が22.3万件と予想の22.0万件よりも若干弱い内容となったことが分かり、円買い・ドル売りが先行。トランプ米大統領が「すぐに金利を下げるよう要請するつもりだ。そして世界中で金利は下がるべきだ」と述べ、米連邦準備理事会(FRB)に利下げを求める考えを示すと全般ドル売りが活発化し、2時前に一時155.87円と日通し安値を更新した。
なお、市場では「FRBは来週28-29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合ぶりに利下げを見送る」との見方が優勢だ。
・ユーロドルは強含み。トランプ米大統領の演説を控える中、新規材料にも乏しく、しばらくは狭いレンジでのもみ合いが続いた。
トランプ米大統領がダボス会議でのオンライン演説で欧州との貿易関係に言及すると1.0373ドルまで売られる場面もあったが、その後FRBに利下げを求める考えを示すと一転上昇。3時前には一時1.0438ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.0457ドルを上抜けるほどの勢いはなかった。
・ユーロ円はじり安。ドル円の下落につれた売りが出ると一時162.20円と日通し安値を付けたが、ユーロドルの上昇につれた買いが相場を下支えしたため、下落のスピードは緩やかだった。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは底堅い動き。対ドルでは一時10万6850ドル前後まで上昇したほか、対円では1638万円台まで買われる場面があった。トランプ米大統領が「米国はAIと仮想通貨の世界の中心地になるだろう」と述べたことが好感された。
・ロンドン株式相場は反発。続落して始まったものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。HSBCやバークレイズなど金融株が買われたほか、セグロやユナイト・グループなど不動産株が値上がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られた。
・フランクフルト株式相場は8日続伸し、史上最高値を更新した。ダボス会議にオンラインで参加するトランプ米大統領の講演内容への関心が高い中、しばらくはもみ合いの展開が続いていたが終盤強含んだ。個別ではシーメンス・エナジー(6.64%高)やザランド(5.24%高)、フレゼニウス・メディカル・ケア(4.84%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)