東京外国為替市場概況・12時 ドル円、反落

 24日の東京外国為替市場でドル円は反落。12時時点では155.97円とニューヨーク市場の終値(156.05円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。日経平均株価の上昇をにらみ、156.38円まで上値を伸ばした。しかしトランプ米大統領が「中国に対して関税を使わざるを得ない状況は避けたい」と発言したことを受けてドル売りが強まり、ドル・人民元が7.25元台まで急落。他通貨にもドル売りが波及し、ドル円は155.90円まで下落した。

 ユーロドルは堅調。12時時点では1.0448ドルとニューヨーク市場の終値(1.0415ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ高水準だった。トランプ発言を受けたドル売りが入り、時間外取引の米10年債利回りが4.62%割れまで低下するなか、ユーロドルはユーロ高・ドル安推移。12時過ぎに1.0453ドルまで上昇した。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では162.96円とニューヨーク市場の終値(162.54円)と比べて42銭程度のユーロ高水準だった。連れ高を誘っていたドル円は頭打ちも、ユーロドルが強い動きへ転じたことが支えとなり一時163.10円まで上昇。40200円台まで強含んだ日経平均の推移も支援となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.90円 - 156.38円
ユーロドル:1.0412ドル - 1.0453ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.10円

(関口)
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