東京外国為替市場概況・12時 ドル円 上昇幅を拡大

 28日の東京外国為替市場でドル円は上昇幅を拡大。12時時点では155.54円とニューヨーク市場の終値(154.51円)と比べて1円03銭程度のドル高水準だった。トランプ米大統領が「2.5%を大幅に上回る一律関税を望む」と発言。関税懸念を背景とした米金利の先高観から、155.67円までドル高・円安が進んだ。

 ユーロ円は底堅さ維持。12時時点では162.28円とニューヨーク市場の終値(162.12円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。680円近く下落した日経平均株価が一時200円以下に下落幅を縮小したことも安心感につながり、クロス円の円買い圧力は緩和。ドル高によるユーロドルの下押しはやや重しも、162.52円まで上値を伸ばす場面があった。ポンド円も193.76円、豪ドル円は97.51円、NZドル円は88.16円まで上昇した。

 ユーロドルはじり安。12時時点では1.0433ドルとニューヨーク市場の終値(1.0492ドル)と比べて0.0059ドル程度のユーロ安水準だった。米関税懸念を受けたドル高が重し。一時1.0425ドルと、朝方につけた1.0429ドルを割り込んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.49円 - 155.67円
ユーロドル:1.0425ドル - 1.0494ドル
ユーロ円:161.58円 - 162.52円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。