東京外国為替市場概況・10時 ドル円 軟調

 30日の東京外国為替市場でドル円は軟調。10時時点では154.72円とニューヨーク市場の終値(155.22円)と比べて50銭程度のドル安水準だった。昨日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、東京市場では円の買い戻しが優勢。昨日安値154.94円を割り込むと、仲値公示に向けて154.53円まで下落した。
 なお、小安く始まった日経平均が一時プラス圏を回復したほか、時間外の米10年債利回りは上昇したものの、反応は薄かった。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では161.30円とニューヨーク市場の終値(161.76円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて下押すと、昨日安値161.31円を割り込んで161.10円まで下落した。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0425ドルとニューヨーク市場の終値(1.0421ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。9時過ぎに1.0429ドルまで小幅に値を上げるも一時的となり、1.0420ドル台で方向感を模索する動きが続いた。

 カナダドルは強含み。2月1日に米国による25%関税実施が迫る中、カナダのジョリー外相が「関税協議について慎重で楽観的」などと発言したことを受け、カナダドル(CAD)買いが優勢に。対ドルで1.4393CADまで買われる場面が見られた。なお、対円では107.80円まで買われるも、その後はドル円の失速に伴い107.30円まで押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.53円 - 155.25円
ユーロドル:1.0417ドル - 1.0429ドル
ユーロ円:161.10円 - 161.80円


(川畑)
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