東京外国為替市場概況・15時 ドル円 戻りが鈍い

 30日午後の東京外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。15時時点では154.48円と12時時点(154.37円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。午前のドル売り・円買いは一巡し、買い戻しが優勢となるも戻りは鈍い。この後に氷見野日銀副総裁の講演を控え、同氏のタカ派寄りの発言への警戒感もあり、戻りは154.60円台にとどまった。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0422ドルと12時時点(1.0423ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。欧州タイムで欧州中央銀行(ECB)理事会とラガルドECB総裁の会見を控え、1.04ドル前半の狭いレンジ内でこう着相場が続いている。

 ユーロ円は15時時点では161.00円と12時時点(160.90円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。161.20円近辺を戻り高値に安値圏の161円割れに押し戻されるなど、ドル円同様に戻りは限定的。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.29円 - 155.25円
ユーロドル:1.0417ドル - 1.0429ドル
ユーロ円:160.84円 - 161.80円

(金)
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