今日の株式見通し=堅調か 米国株は長期金利の低下を好感して上昇

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は317ドル高の44873ドルで取引を終えた。アルファベットやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など決算を受けて大きく下げる銘柄があったことで序盤は軟調に推移したが、長期金利の一段の低下やエヌビディアの大幅高などが支援材料となり、中盤以降はプラス圏が定着。終盤にかけては上げ幅を広げた。ドル円は足元152円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて215円高の38955円、ドル建てが265円高の39005円で取引を終えた。

 米国株高を好感した買いが入ると予想する。アルファベットやAMDの大幅安は、東京市場ではきのうの時間外の反応で消化している。AMDの大幅安を受けてもエヌビディアは5%超上昇しており、他の半導体株に警戒売りは広がらなかった。ドル円が円高に振れている点は逆風となる上に、日経平均は火曜、水曜と高く始まって失速していることから、上値追いには慎重になるとみる。それでも、引き続き決算を材料とした個別物色の活況は期待できることから、場中はプラス圏でしっかりとした動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38700円-39300円。

(小針)
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