東京外国為替市場概況・10時 ドル円 上昇

 10日の東京外国為替市場でドル円は上昇。10時時点では151.87円とニューヨーク市場の終値(151.41円)と比べて46銭程度のドル高水準だった。週明け早朝のトランプ関税報道を背景としたドル買いは一服したが、本邦勢が本格参入後に先週から本日早朝にかけて大きく値を下げたクロス円に調整の買い戻しが入ったことや、5・10日(ゴトー日)の仲値公示にかけてのドル買い・円売り需要も意識されると151.93円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは下げ渋る。10時時点では1.0310ドルとニューヨーク市場の終値(1.0328ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。早朝のドル買いが一巡し、1.0280ドルを安値に1.03ドル台を回復したが、先週末NY終値を下回る水準で上値の重い動き。

 ユーロ円は買い戻し。10時時点では156.59円とニューヨーク市場の終値(156.38円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。昨年9月以来の安値水準まで下落した反動やドル円の上昇を支えに、早朝の下げを取り戻し156.65円まで切り返した。日経平均の下げ渋りも下支えとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.16円 - 151.93円
ユーロドル:1.0280ドル - 1.0343ドル
ユーロ円:155.61円 - 156.65円


(金)
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