欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、買い一服

 7日の欧州外国為替市場でドル円は買い一服。22時時点では152.01円と20時時点(152.13円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。米雇用統計の発表を前にしたポジション調整の買い戻しで、21時過ぎには152.25円まで上値を広げた。ただ、すでに東京安値から1円超上昇していることもあり、買いは一服となり152円を再び割り込む場面もあった。

 ユーロドルは小安い。22時時点では1.0374ドルと20時時点(1.0381ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル買いで上値が重くなる中で、ユーロポンドが弱含むとユーロドルも1.0368ドルまで下がり日通し安値を更新した。もっとも、ドル円同様に米雇用統計の発表を控えていることもあり、値幅は限られている。なお、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁は「市場が見込む3回の利下げは理にかなっている」と発言したが、市場の反応は限られた。

 ユーロ円は上値が重い。22時時点では157.71円と20時時点(157.94円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇時も158.01円で上値は抑えられた。ユーロポンドの売りも抑えになり上値が重い。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.96円 - 152.25円
ユーロドル:1.0368ドル - 1.0400ドル
ユーロ円:156.76円 - 158.01円

(松井)
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