東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 11日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では151.80円とニューヨーク市場の終値(152.00円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。トランプ関税が同盟国などにも例外や免除がなく導入されることを嫌気し、リスク回避の動きがドル円の重しになり一時151.69円まで弱含んだ。その後も、昨日買い上げた東京勢が不在ということもあり、戻りの勢いも弱く上値が重い。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0304ドルとニューヨーク市場の終値(1.0307ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドルが売られていることがサポートになっているが、ユーロ円の売りが重しになりもみ合い。また、本日のNYカットを含め1.0300ドルには多くのオプションがあることも値動きを狭めている。

 ユーロ円はじり安。10時時点では156.42円とニューヨーク市場の終値(156.67円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。トランプ関税を嫌気しクロス円の上値が重く、ユーロ円は156.26円までじり安になったほか、豪ドル円は95.08円、ポンド円は187.43円まで弱含んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.69円 - 152.02円
ユーロドル:1.0299ドル - 1.0311ドル
ユーロ円:156.26円 - 156.73円


(松井)
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