東京マーケットダイジェスト・12日 円安・株高

ドル円:1ドル=153.53円(前営業日NY終値比△1.04円)
ユーロ円:1ユーロ=159.04円(△1.03円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0358ドル(▲0.0003ドル)
日経平均株価:38963.70円(前営業日比△162.53円)
東証株価指数(TOPIX):2733.33(△0.33)
債券先物3月物:139.79円(▲0.23円)
新発10年物国債利回り:1.340%(△0.030%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>     <前回発表値>
1月マネーストックM2
前年同月比   1.3%       1.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は買い優勢。特段円売りを促す材料はなかったが、今晩の1月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に持ち高を調整する円売り・ドル買いが活発化した。休場明けの本邦実需勢から買いが観測されたこともあり、上値を試す展開に。一時153.73円まで買い上げられた。
 なお、植田日銀総裁は衆院・財務金融委員会で「これまでのところ、こうした利上げの幅による政策決定は適切だった」「今後とも情勢をきちんと見極めて適切な金融政策を実行していきたい」などと述べたが、相場への影響は限られた。

・ユーロ円も買い優勢。東京序盤から円が独歩安となった流れに沿った。ユーロ円は一時159.31円まで上昇したほか、ポンド円は191.39円、豪ドル円は96.87円、カナダドル円は107.59円まで大きく値を上げた。

・ユーロドルは小動き。円絡みの取引が相場の中心となったため、ユーロドル自体は1.0360ドルを挟んでこう着している。

・日経平均株価は続伸。昨日のダウ平均が上昇した影響を受けて値嵩株の一角などに買いが入った。半面、トランプ政権による関税引き上げへの警戒感も根強く、下げに転じる場面もあった。

・債券先物相場は3日続落。昨日の米国債が売られた流れを引き継いで売りが先行。日銀の早期利上げ観測も相場の重しとなり、一時139.76円まで下値を広げた。

(越後)
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