欧州マーケットダイジェスト・10日 英独株最高値・金利低下・円下値堅い
(10日終値:11日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=151.86円(10日15時時点比▲0.09円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.61円(▲0.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0312ドル(▲0.0004ドル)
FTSE100種総合株価指数:8767.80(前営業日比△67.27)
ドイツ株式指数(DAX):21911.74(△124.74)
10年物英国債利回り:4.457%(▲0.019%)
10年物独国債利回り:2.362%(▲0.010%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
1月ノルウェー消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.2% ▲0.1%
(前年比) 2.3% 2.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。前週末に150.93円と昨年12月10日以来約2カ月ぶりの安値を付けたあとだけに、欧州勢参入後はショートカバーが先行。17時30分過ぎには一時152.54円と日通し高値を更新した。
ただ、200日移動平均線が位置する152.77円がレジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.45%台まで低下したことも相場の重しとなり、24時過ぎには151.57円付近まで下押しした。日銀の早期利上げ観測を背景とした円買いも入りやすかった。
・ユーロドルはもみ合い。今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や1月米消費者物価指数(CPI)など、重要イベントを前に様子見ムードが強く相場は大きな方向感が出なかった。欧州時間の安値は1.0304ドル、高値は1.0336ドルで値幅は0.0032ドル程度だった。
・ユーロ円は上値が重かった。18時30分前に一時157.42円と本日高値を付けたものの、前週末の高値158.01円がレジスタンスとして働くと失速。「日銀の追加利上げの時期が早まる」との観測が高まる中、円買いが入りやすい面もあり一時156.29円付近まで下押しした。
・ロンドン株式相場は反発し、史上最高値を更新した。トランプ米政権の関税政策を巡る懸念から小幅に下げる場面もあったが、売り一巡後は徐々に買いが優勢となり上げに転じた。米ヘッジファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントが株式を取得したと伝わった英石油大手BPが大幅に上昇し、相場の押し上げ要因となった。BP以外ではセグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株の上昇が目立った。
・フランクフルト株式相場は反発し、史上最高値を更新した。時間外の米株価指数先物の上昇などを手掛かりに買いが先行。現物の米国株の上昇も相場の支援材料となり、引けにかけて上げ幅を広げた。個別ではシーメンス・ヘルシニアーズ(2.03%高)やRWE(1.92%高)、ポルシェ(1.80%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=151.86円(10日15時時点比▲0.09円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.61円(▲0.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0312ドル(▲0.0004ドル)
FTSE100種総合株価指数:8767.80(前営業日比△67.27)
ドイツ株式指数(DAX):21911.74(△124.74)
10年物英国債利回り:4.457%(▲0.019%)
10年物独国債利回り:2.362%(▲0.010%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
1月ノルウェー消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.2% ▲0.1%
(前年比) 2.3% 2.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。前週末に150.93円と昨年12月10日以来約2カ月ぶりの安値を付けたあとだけに、欧州勢参入後はショートカバーが先行。17時30分過ぎには一時152.54円と日通し高値を更新した。
ただ、200日移動平均線が位置する152.77円がレジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.45%台まで低下したことも相場の重しとなり、24時過ぎには151.57円付近まで下押しした。日銀の早期利上げ観測を背景とした円買いも入りやすかった。
・ユーロドルはもみ合い。今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や1月米消費者物価指数(CPI)など、重要イベントを前に様子見ムードが強く相場は大きな方向感が出なかった。欧州時間の安値は1.0304ドル、高値は1.0336ドルで値幅は0.0032ドル程度だった。
・ユーロ円は上値が重かった。18時30分前に一時157.42円と本日高値を付けたものの、前週末の高値158.01円がレジスタンスとして働くと失速。「日銀の追加利上げの時期が早まる」との観測が高まる中、円買いが入りやすい面もあり一時156.29円付近まで下押しした。
・ロンドン株式相場は反発し、史上最高値を更新した。トランプ米政権の関税政策を巡る懸念から小幅に下げる場面もあったが、売り一巡後は徐々に買いが優勢となり上げに転じた。米ヘッジファンドのエリオット・インベストメント・マネジメントが株式を取得したと伝わった英石油大手BPが大幅に上昇し、相場の押し上げ要因となった。BP以外ではセグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株の上昇が目立った。
・フランクフルト株式相場は反発し、史上最高値を更新した。時間外の米株価指数先物の上昇などを手掛かりに買いが先行。現物の米国株の上昇も相場の支援材料となり、引けにかけて上げ幅を広げた。個別ではシーメンス・ヘルシニアーズ(2.03%高)やRWE(1.92%高)、ポルシェ(1.80%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。
(中村)