欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、上昇一服

 12日の欧州外国為替市場でユーロドルは上昇が一服。22時時点では1.0373ドルと20時時点(1.0375ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。欧州序盤からの底堅さが継続され、20時半頃には昨日高値1.0381ドルを上抜けて1.0386ドルまで買われた。もっとも1.04ドル台を目指すほどの勢いはでず、一巡後は1.0370ドル台に水準を落として推移。これまでのところ、1.0385ドルに位置する日足一目均衡表・雲の下限が重しとなっている。

 ドル円は方向感でなかった。22時時点では153.55円と20時時点(153.58円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。日足一目均衡表・雲の下限は本日153.60円に位置し、同水準を挟み上下する展開が続いた。この後に1月米消費者物価指数(CPI)が発表されるため、手控えムードが広がった。
 22時頃にトランプ米大統領の発言「金利は低下すべき」が伝わると153.40円割れまで売られるも、直ぐに切り返した。

 ユーロ円はもみ合い。22時時点では159.28円と20時時点(159.35円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。159.40円台で上値を抑えられ、159.30円台を中心に取引きされた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.38円 - 153.89円
ユーロドル:1.0354ドル - 1.0386ドル
ユーロ円:157.90円 - 159.67円

(小針)
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