欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、弱含み

 31日の欧州外国為替市場でユーロドルは弱含み。20時時点では1.0376ドルと17時時点(1.0402ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。独各州の1月消費者物価指数(CPI)が前月からのインフレ鈍化傾向を示したため、22時発表の1月独CPI速報値を前に思惑的なユーロ売りが出た。独長期金利が低下したことで欧米金利差拡大を意識した売りも進み、一時1.0365ドルまで本日安値を更新。21日安値の1.0342ドル手前では売りも一服となったが、その後の戻りも限られた。

 ドル円はもみ合い。20時時点では154.67円と17時時点(154.65円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。154円台後半でのやや方向感を欠いた動き。米長期金利が一時上昇幅を縮小した場面では154.49円付近まで弱含んだものの、売りの勢いも長続きはしなかった。

 ユーロ円は20時時点では160.49円と17時時点(160.88円)と比べて39銭程度のユーロ安水準だった。全般にユーロ売りが進んだ流れに沿って18時過ぎに一時160.18円近辺まで弱含んだが、その後は160.60円台まで下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.92円 - 154.94円
ユーロドル:1.0365ドル - 1.0413ドル
ユーロ円:159.92円 - 161.05円

(岩間)
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