東京外国為替市場概況・10時 ドル円 上値重い

 14日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では152.57円とニューヨーク市場の終値(152.80円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。前日大幅下落の反動で買い戻しが先行し、一時153.15円まで上昇した。ただ、本日153.23円近辺まで低下した日足一目均衡表・転換線を回復できず失速。赤沢経済再生相の発言も重しとなり、10時過ぎには152.47円まで弱含んだ。赤沢経済再生相は「円安は実体経済に様々な影響、為替動向を十分注視する」と述べた。

 ユーロ円は弱含む。10時時点では159.58円とニューヨーク市場の終値(159.90円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動きに連動し160.16円まで買いが先行するも、159.52円まで売りに押された。日経平均のさえない動きも重しとなった。

 ユーロドルは10時時点では1.0460ドルとニューヨーク市場の終値(1.0465ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。前日にほぼ高値付近で引けたこともあり、1.0469ドルを頭に伸び悩むも1.0460ドル近辺での小動きと底堅さを維持している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.47円 - 153.15円
ユーロドル:1.0456ドル - 1.0469ドル
ユーロ円:159.52円 - 160.16円


(金)
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