東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇一服

 18日の東京外国為替市場でドル円は上昇が一服。15時時点では152.00円と12時時点(151.84円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。時間外取引の米10年債利回りが先週末比で4ベーシスポイント(bp)ほど上昇し、ドルの支えとなった。買い優勢の日経平均の動きにも後押しされ、一時152.22円まで日通し高値を更新。もっとも、一巡後は152円付近まで上値を切り下げている。

 豪ドルは上下しながら底堅い動き。豪準備銀行(RBA)は市場予想通りに政策金利を現行4.35%から4.10%に引き下げを決定した。豪利下げとしては2020年11月以来となり、市場はまず売りで反応したが、声明では追加利下げに慎重な姿勢が示されて反発。
 ブロック豪準備銀行(RBA)総裁もインフレ警戒感を緩めない考えを明らかにし、豪ドルの下値は限定的に。対円では96円前半から96.79円まで上昇し、対ドルでも0.6335ドルを底に0.6368ドルまで切り返し、その後も0.63ドル半ばで支えられた。

 ユーロドルは弱含み。15時時点では1.0455ドルと12時時点(1.0467ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇が重しとなり、1.0452ドルまでじり安となった。

 ユーロ円は伸び悩み。15時時点では158.92円と12時時点(158.94円)と比べて2銭程度のユーロ安水準。ドル円につれ高となり、一時159.19円まで上値を伸ばした。しかしながら、そのドル円が上値を切り下げると失速し、ユーロドルの弱さにも引きずられて158.80円台まで売り押された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.24円 - 152.22円
ユーロドル:1.0452ドル - 1.0486ドル
ユーロ円:158.55円 - 159.19円


(小針)
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