ニューヨーク外国為替市場概況・17日 ドル円、3日続落

 17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続落。終値は151.51円と前営業日NY終値(152.31円)と比べて80銭程度のドル安水準だった。東京時間に発表された10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値が好調な内容だったと受け止められ、日銀の追加利上げを巡る思惑が広がった。米国がプレジデンツデーの祝日で休場となる中、円買い・ドル売りがじわりと強まると1時前に一時151.34円と日通し安値を更新した。
 ただ、売り一巡後は151円台半ばでのもみ合いに転じた。欧州引け後は極端に市場流動性が低下し、狭いレンジ取引に終始した。

 ユーロドルは5営業日ぶりに小反落。終値は1.0484ドルと前営業日NY終値(1.0492ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。前週末にユーロ高・ドル安が進んだ反動でポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが先行すると、22時30分前に一時1.0467ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は1.04ドル台後半でのもみ合いに転じた。米国が休場となる中、市場参加者が少なく積極的な売買は手控えられた。「欧州主要国と欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)の首脳が非公式で開く緊急会合の成り行きを見極めたいとの雰囲気もあった」ようだ。NY時間の値幅は0.0022ドル程度と小さかった。

 ユーロ円は3日続落。終値は158.85円と前営業日NY終値(159.83円)と比べて98銭程度のユーロ安水準。日銀の追加利上げ観測を背景に円買い・ユーロ売りが先行すると、1時前に一時158.53円と本日安値を付けた。ただ、そのあとは158円台後半で値動きが鈍った。ドル円と似た動きとなった。

本日の参考レンジ
ドル円:151.34円 - 152.39円
ユーロドル:1.0467ドル - 1.0506ドル
ユーロ円:158.53円 - 159.87円

(中村)
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