ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、さえない

 18日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルはさえない。24時時点では1.0452ドルと22時時点(1.0455ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。ウクライナを巡る情勢に関心が集まる中、全般ユーロ売りが優勢になると一時1.0442ドルと日通し安値を更新した。米長期金利の上昇なども相場の重し。
 なお、ロシア侵攻下のウクライナの停戦を巡る米露高官協議がこの日、サウジアラビアの首都リヤドで行われた。米露双方はウクライナでの紛争終結に向けて協議することで合意したものの、今月中の首脳会談実施は見送られる可能性が高いという。

 ドル円は下げ渋り。24時時点では151.80円と22時時点(151.72円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。22時30分前に一時151.63円付近まで売られたものの、2月米NY連銀製造業景気指数が予想を上回ると下げ渋った。米長期金利の上昇も相場を下支えした。

 ユーロ円は24時時点では158.67円と22時時点(158.63円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だったが、23時過ぎに一時158.37円と本日安値を付けた。サウジアラビアで開催された米露外相会談について、「ウクライナ停戦に向けた前向きな結果が出なかった」との受け止めからユーロ売りが出たようだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.24円 - 152.22円
ユーロドル:1.0442ドル - 1.0486ドル
ユーロ円:158.37円 - 159.20円

(中村)
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