東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ幅拡大

 20日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。15時時点では150.40円と12時時点(150.70円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。緩やかながらも150.19円まで下げ幅を拡大した。日経平均はやや下げ渋っているものの、アジア株が全面安になっていることもあり上値が重かった。なお、植田日銀総裁は石破首相と会談を行ったが、長期金利の上昇などについての話題はなかったと述べ、通常の意見交換だったもよう。

 ユーロ円は弱含み。15時時点では156.84円と12時時点(157.27円)と比べて43銭程度のユーロ安水準だった。通商政策やロシアとウクライナの和平協議で欧米間の溝が拡大していることや、軟調な株価が重しになりユーロ円は156.67円まで弱含んだ。また、ポンド円は189.17円、カナダドル円は105.62円まで下落した。

 ユーロドルは上値が抑えられる。15時時点では1.0427ドルと12時時点(1.0435ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の売りが重しになり上値が抑えられている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.19円 - 151.48円
ユーロドル:1.0419ドル - 1.0438ドル
ユーロ円:156.67円 - 157.89円


(松井)
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