東京外国為替市場概況・8時 ドル円、じり安

 20日の東京外国為替市場でドル円はじり安。8時時点では151.38円とニューヨーク市場の終値(151.47円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。暫く小動きだったが、8時頃から売り圧力が強まると151.20円台まで下押した。本日はゴトー日(5・10日)ということもあり、実需勢の動向も注目される。

 ユーロ円は戻り鈍い。8時時点では157.80円とニューヨーク市場の終値(157.88円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。反発力も弱いまま、8時頃に昨日安値157.72円を下抜けて157.70円まで下げ幅を広げた。なお昨日のCME日経平均先物は大証終値比185円安の3万8985円で取引を終了した。

 ユーロドルは8時時点では1.0424ドルとニューヨーク市場の終値(1.0423ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。7時過ぎにジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長の発言が伝わったものの、相場の反応は鈍かった。ジェファーソン副議長は、「FRBは次の金融政策の検討に時間をかけることが可能」、「米労働市場は堅調で、インフレは緩和しているが、依然として高い」、「2%のインフレへの回帰には困難が伴う可能性」などと述べていた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.26円-151.48円
ユーロドル:1.0422ドル-1.0427ドル
ユーロ円:157.70円-157.89円


(小針)
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