NY株見通し-底堅い展開か 経済指標は1月中古住宅販売件数など

 今晩は底堅い展開か。昨日は主要3指数がそろって下落した。弱い見通しを発表したウォルマートが大幅安となったほか、1月景気先行指数などの経済指標が悪化したこともセンチメントの悪化につながった。ダウ平均は450.94ドル安(-1.01%)と3日ぶりに反落し、前日まで2日連続で史上最高値を更新したS&P500も0.43%安と3日ぶりに反落した。ハイテク株主体のナスダック総合は0.47%安と6営業日ぶりの反落となった。週初来ではS&P500が0.05%高とわずかにプラス圏を維持した一方、ナスダック総合が0.32%安となり、ダウ平均は0.83%安とS&P500、ナスダック総合をアンダーパフォームした。

 今晩は週末の取引となるが、昨日の下落からの反発も期待され、底堅い展開か。昨日はウォルマートの大幅安や、経済指標が軒並み弱い結果となったことが重しとなったが、今晩発表の2月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値や1月中古住宅販売件数、2月ミシガン大消費者信頼感指数確報値などが強い結果となれば安心感が広がることも期待できそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは2月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、1月中古住宅販売件数、2月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。決算発表は引け後にクラウン・キャッスルが発表予定。(執筆:2月21日、14:00)
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